ベトナム人の特徴についてネットの情報を見ると、「ベトナム人は日本人に似てる」とか、「手先が器用」だとか「勤勉だ」などいろいろと情報があると思います。私自身もよく聞かれます。
ただ、そういう部分は、申し訳ないのですが、一言で「人それぞれです」という回答かなと。傾向としては手先が器用な女性が多いですが、全体として勤勉かどうかは断言を避けたいです(笑)ベトナム人は日本人よりもバラエティーに富んでいる気がします。
東京-大阪、ホーチミン-ハノイ
私はホーチミンには1年住んで、ハノイに7ヶ月ほど住んでおりますが、ホーチミンとハノイでも違うと感じます。こういう部分は東京と大阪の人が違うのと同じですね。ただ、そんな中でも、ハノイに僕が7ヶ月間いて感じるベトナム人の特徴を一つ挙げたいと思います。
それは、ベトナムの方々は、「一人で行動しない人たち」です。言い換えると、グループで行動するのが普通な人たちです。ハノイの人達は、ほとんど一人でいることがないんじゃないかなーと思うくらい、2人以上で行動しています。この記事を書いている今日現在で、まだ外国人入国禁止令が出ていまして、街中にも外国人環境客がいない環境なので、ベトナムの方々の行動がよく見えます。
ふと一人でカフェやレストランに行き、一息ついてから周りを見回すと、お客さんが自分以外はみんな二人以上だということはよくあるというか、ほぼ毎回(笑)また、イオンなどの大きなショッピングモールに行っても、基本的に一人で来ている人は見かけません。日本のラーメン屋にあたるフォー屋さんでもそうです。日本でラーメン屋に行くと一人で来てらっしゃる方の方が多いですよね?
チーム力根源はグループ行動!?
もちろん街中には一人で仕事をしているお店や職場もあります。ただ、それ以外の時間は基本的に誰かといることがほとんどだと感じます。友人、カップル、家族・親族、そういった「小さなグループやコミュニティーで動いている人達」というのが僕が感じるベトナム人の特徴です。ですから、仲間意識、家族意識も必然的に強くなりますし、信頼関係というものはそういう単位で形成されるものになっていくのだろうと思います。
正直、ホーチミンにいた時は、人の流れも多く、日本人が多いエリアに住んでいたのでそんなに意識することはありませんでしたが、ハノイでこのコロナで外国人観光客がいない中、いろいろなところに出歩いてみると、人々の行動がよりよく見えますね。
ただ、そういうベトナム人なので、一人でいる外国人に対しては本当に優しくしてくれます。一人でいることを気の毒に思ってくれたり、色々と誘ってくれたり、本当に嬉しい限りですし、そういうベトナムにいると「やっぱり家族っていいよな」とか「早く彼女作らなきゃ」とか、つくづく考えさせられるのでした。