僕の初ベトナム
僕がベトナムに初めて訪れたのは2015年のことでした。歳も30を過ぎてから。東南アジア好きの仲間の中では遅めの初ベトナムだねと言われます。
思えば、2010年に格安航空LCCエアアジアが鳴り物入りで東京ークアラルンプールに就航。その安すぎる就航キャンペーンに惹かれて初の東南アジア旅行として行ったのは2011年のクアラルンプールとシンガポール旅行でした。東京〜クアラルンプール〜シンガポールの往復で払った交通費はたったの8千円程度。すごいキャンペーンでした。クアラルンプールのツインタワーや誰もが英語を話す環境に驚き、シンガポールのマリーナベイサンズに宿泊し発展するパワーを感じ、東南アジアをもっと知りたいと思って、2011年から2014年まで、仕事の合間を縫って旅したのは、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシアでした。
正直、ベトナムは全くノータッチでした。国としては知っているけど行くきっかけがなかった、という感じです。そして、初のきっかけは、友人の紹介で、ある研修会社の社長のセミナーに参加したことです。その時に、「海外研修の講師は興味ありませんか?一度ベトナムへ来て見てみてください」とお誘いを受けました。そして、初めてのベトナムは、2015年2月28日。滞在していたマレーシアからベトナムへ向かいました。宿泊先や事務所の場所など最低限の情報だけを持ち、事前情報をあまり持たずに行ったのを今もまだ覚えています。
ベトナムの空港にて
到着すると、先制パンチで驚かされました。空港から出ると、たくさんのベトナム人がなぜか空港の到着出口で待っています。なぜこんなにもたくさんの人がいるのか驚きでした。これがベトナムか!!と衝撃を受けました。一説によると夕方に家にいても暇なので空港に来てWiFiでネットをしているとか、外国から来る人たちはスタイルやファッションなどが違くて面白いからそれを見に来ているようです。
空港から乗るタクシーはぼったくりばかりなので、「ビナサン」を乗ってくださいとだけ言われていたので、ビナサンタクシーを乗りましたが、すごい客引きの数。俺はビナサンだと言われて行ったら、他のタクシーだったりもしました。ただ、タクシーの車が中古車だらけのタイやマレーシアよりも綺麗なのに少し驚きました。
初のベトナムで印象に残ったこと
初日の夜は観光客御用達のベンタイン市場の近くの宿を取り、ナイトマーケットでフォーとビールを飲みました。街の第一印象は、本当にオートバイが多い、なんか人やビルの雰囲気は明るい、ギラギラしている、椅子が低い、そんな感じでした。その時には、自分が研修の仕事に長く関わったり、このベトナムに住むことになるとは思ってませんでした。
翌日、午後1時に研修会社のベトナムオフィスに待ち合わせだったので、朝から街に出て散策をしました。オフィスに行く途中でさえ、初めてのベトナムはとても新鮮でした。
- 1.路上のおばちゃんが作ってくれるコーヒーがコンデンスミルクが入っていて、見た目以上にかなり甘い!
- 2.ベンタイン市場の横の、宝石屋の両替所の周りに子供たちが待っていて、両替をした外国人についてきて、お金をもらおうとする!申し訳ない!!
- 3.ベトナムの伝統的なカゴ(肩にかけて前後にカゴがついているやつ)で荷物運んでいるおばさんが、親切に肩掛けを体験させてくれるぼったくりだった!!
- 4.外国人観光客と見ると小物でも果物でも何でも売ろうとしてくる!さすがにYesと言えない!
- 5.靴磨きの商売をする人がいるが、革靴だけではなく、スニーカーも靴磨きをしようとする!スニーカーって靴磨きするの?!
事前情報が少ないまま行ったので、会社の事務所に行くまでだけでも、面白い体験をすることができました。そういった体験1つ1つがとても新鮮に思えるようになり、体験から学ぶ研修を提供していた僕は特にその後ベトナムにどっぷりとハマってしまうことになりますが、それはまた改めて書きたいと思っています。