ご存知の方も多いと思いますが、今年2月から、タイ政府は高い技能を持つ外国人専門家に対し、「スマートビザ(Smart Visa)」の発給を始めました。
タイ国内最強のビザ
同ビザは、滞在期限4年。就労する際のワークパーミットと90日レポートが不要で、さらに、帯同する家族はタイでの労働が認められるというスーパービザです。当然、取得にはタイ政府が望む対象産業の起業家や幹部(役員など)で、一定の給与所得、投資額が条件とされています。
スマートビザの条件
すでにタイ投資委員会(BOI)に相談された方もいるでしょう。ところが、地元紙によるとBOIは近く、同ビザに新たな要件と恩典を発表するそうです。6日に開かれた閣議では、BOIが提出した見直し案が承認され、以下の見直しとなるそうです。
- (1)科学技術での人材開発や再生可能エネルギーと環境マネジメント分野をビザの対象とする
- (2)すべての国際空港で同ビザを保有する外国人について優先レーンの開放
- (3)同ビザの取得要件となっている月額最低賃金に関し、一般的な高度技能を有する専門家は10万バーツに、国内スタートアップ企業では5万バーツにそれぞれ引き下げるーの三つの柱から成る(時事通信)。
ちなみに、申請者は現在二桁台だそう・・・