2020年1月1日から最低賃金引き上げ
タイでは2020年1月1日から、最低賃金(日給)が引き上がることが決まりました。
11日に開かれた閣議によると、最低賃金は5~6B(1.6%)引き上げられ、313~336Bになるそうです。これは企業のコストを0.3%ほど押し上げるとのこと。
エリア別に異なるタイの最低賃金
引き上げ額は県によって異なり、全77都県のうちバンコクと同周辺のナコーンパトム、ノンタブリー、パトゥムターニー、サムットプラーカーン、サムットサコーン、チョンブリー、プラーチンブリーに、南部プーケットを加えた計9都県は6B。残り68県は5Bそれぞれ引き上げられます。
またそれに伴い、賃金額設定も従来の7段階から10段階に分けられ、最も高くなるのはチョンブリー、プーケット両県の1日336Bで、逆に最も低いのが最南部のナラティワート、ヤラー、パッタニー3県の同313Bだそうです。
GDPへの影響は!?
ちなみに首都バンコクは10段階中で2番目に高くなる335Bです。10段階は、上から336B、335B、331B、330B、325B、324B、323B、320B、315B、313B(時事通信)となるそうです。タイ政府によると今回の引き上げによる国内総生産(GDP)への影響は軽微だそうです。
国民の生活が豊かになることで、個人消費が伸びるといいのですが。