~TAIWAN ONE MORE TIME~
BNK48 伊豆田莉奈、台湾を大いに語る
先頃発表されたCGM48(現在メンバー募集中)の設立には、タイ国内の市場拡大を目的としたものではなく、中国市場への拡大を目的とした戦略であることはご存じだろうか。チェンマイはたかだか人口160万人、バンコクのおよそ5分の一である。いかにタイ国第2の都市と言えど、バンコクに比べ富裕層は限定される。
そこをターゲットに絞るのでは心元ない。やはりその地の利、かつてはゴールデントライアングルとまで称されたこの地域は中国への陸路の玄関口でもある。東南アジアに拠点を持つ者なら一度は感じたことがあるだろう、国のインフラのほとんどが既に中国マネーで動いている事実を。タイも決して例外ではない。日本人には忌むべきものかもしれないが、現在の東南アジアにおける中国マネーは、正にお宝財宝「エルドラード」であるのだ。
さあ、そんなお宝戦略にシフトしようとしているBNK48運営、その一旦かと思えるイベントが今回取材に訪れた「TAIWAN ONE MORE TIME」だ。
伊豆田莉奈が初の単独トークショー
こちらのイベントは文字通り台湾観光を誘致するイベントである。このイベントの大きな目玉はBNK48伊豆田莉奈さんが単独でトークショーに出演するところにあった。既に自身の個人旅行で台湾に2度訪れているという伊豆田さんは、司会者の質問に対しこう答えていた。(以下一部抜粋)
司会:台湾ではどこに行ったことがありますか?
伊豆田:きゅうふ?九份にいったことがあります。
司会:タイ人にはどんなところを奨めたいですか?
伊豆田:台北101です。食事処もたくさんありますし、写真映えするところもたくさんあるんですよ。
司会:何が告知することはありますか
伊豆田:2ndアルバム「JABAJA」がリリースされるのですが、同アルバム内の「Reborn」でセンターを務めさせて頂きます。是非購入してください。
トーク内で出てきた「九份」は台北から一時間ほどの場所にある。映画「千と千尋の神隠し」の舞台のモチーフではないかという観光名所だ。さらに「台北101」は101階建て509メートルにも及ぶ正にランドタワー的な建物である。
現在AKB teamTPに所属している阿部瑪利亞さんとは同期ということもあり、非常に仲もよいのでその周辺からいろいろと現地情報を得てガイドされたものと思われる。また中国語で自己紹介が出来るところを披露したりと、ピンでの仕事も十分にこなせるところを証明できたのではないだろうか。
オーガナイザーが伊豆田莉奈さんのファン
冒頭で仰々しく物申してきたが、実は今回のオーガナイザーの方が、伊豆田莉奈さんの大ファンということもあり、今回のキャスティングとなった運びがあった。そういった背景が今回確定しているので正直タイトルの内容は少し大げさだったかもしれない。ただこれもタイの一面でもある。
割と裕福な環境下にいないとアイドルファンを続けられないという側面もあるので、タイ人ファンと知り合いになると普段は意外な大物だったりするケースすらある。あまりヲタをディスると大けがすることもあるから気をつけろ!