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タイのネットキャリア3社「払えないけど5G回線は欲しい」

タイのネットキャリア3社「払えないけど5G回線は欲しい」

タイの5G話

地元紙によると、タイの最高意志決定機関でもある「国家平和秩序評議会(NCPO)」は、携帯電話大手3社の経営支援策について「協議したが結論出ず」と発表したそうです。

周波数入札と携帯電話大手3社

支援というのは、過去に3社が第4世代(4G)サービスを提供する際に使用する周波数の入札で落札した納付するはずのお金です。ちなみに、金額にして計1,617億6,000万バーツ(約5,700億円)。業界最大手の「アドバンスト・インフォ・サービス(AIS)」は635億2,000万バーツ、続いて「トゥルー・ムーブ(TRUE)」が642 億2,000万バーツ、「トータル・アクセス・コミュニケーション(DTAC)」が340億2,000万バーツを納付する予定でした。

タイ大手通信キャリア
タイ大手通信キャリア

「払えません。助けてください」

当初は2021年までの納付義務でしたが、4Gサービスを提供する中で、巨額設備投資などを理由に「払えません。助けてください」と、所管官庁の一つの「国家放送通信委員会(NBTC)」に泣きつき、NBTCがNCPOに対し、支払い延期を求めていました。NBTCとしては、すでに次世代通信規格「第5世代(5G)」向けの周波数の入札を準備しているため、できることなら2019年度中に落札者を決め、タイの通信規格をいち早く5Gとして次世代サービスを開始したいという腹づもり。

払えません・・・derneuemann / Pixabay

伝家の宝刀「暫定憲法44条」の発動

そこで検討されているのが、最近耳にしない現政権が誇る伝家の宝刀「暫定憲法44条」の発動です。この超法規的な権限行使であれば、協議もへったくれもありません。納付に「待った」をかけることができるのです。ただ同記事によれば、5G向け周波数の事業権料は1,000億バーツとされ、落札してもさらに通信ネットワーク構築などの設備投資に1,000億バーツの投資が必要となるそうです。

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子ども(通信3社)「4Gのお金が払えないけど、5Gも欲しい」。父(首相の宝刀44条)「よしわかった!お父さんがなんとかしてあげる」。時はたち、5Gサービス開始後。「やっぱり払えないから、また勘弁してほしい」。とならないことを祈ります。

5G mohamed_hassan / Pixabay
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