タイの成長減速は本当?

タイ財務省が、2019年の国内総生産(GDP)伸び率が3.0%にとどまるとの見通しを示しました。4月時点では、3.8%としていましたからかなりの下方修正です。最大の理由は、米中貿易戦争の影響により、輸出が落ち込むためだそうです。

タイの経済団体も下方修正

ちなみに、商工会議所、工業連盟、銀行協会の民間経済3団体で構成する商業・工業・金融合同常任委員会(JSCCIB)も、従来の前年比3.7~4.0%増から同2.9~3.3%増に下方修正しています。

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建て直し切り札1兆円

打開策として、タイ政府は総額3160億バーツの景気刺激策を発表しました。ところが、タイ中央銀行のある幹部は「景気刺激策は補助金支給が中心なので、経済全体へのインパクトは0.5%未満になるでしょう」と景気の押し上げ効果がそれほどないと話します。また、下方修正後の成長率3%を達成するにも「下半期だけで平均3.4%が必要です。前年同期も低い水準だったことを考える達成は難しくはありませんが、油断はできません」とのことです。

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3%成長は低いの?高いの?

昨年暮れ、多くのエコノミストは「2019年は、世界経済低迷のあおりや米中貿易戦争の影響を多少は受けるものの、タイ経済に対しては軽微だろう」と言っていましたが、軽微では済まないようです。

とはいえ、3%の成長率は決して低い水準ではありません。確実に成長しているわけですから。

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