6月20日の「世界難民の日」を記念して19日、20日の両日、元Jリーガーでタイ・プレミアリーグでもプレーした丸山良明氏が、多くのミャンマー難民が暮らすタイ北西部メーソット近郊にあるメラ難民キャンプでサッカーイベントを行なった。
19日には丸山氏によるサッカースクールと、ミャンマー難民の子どもたちによるミニゲームを実施。20日には世界難民の日を記念したキャンプ内イベントの中で、丸山氏によるデモンストレーションやメッセージが子どもたちに送られた。
メラ難民キャンプは、4万人を超えるミャンマー難民が暮らすタイ最大の難民キャンプ。雨が断続的に降り続く悪天候の中、多くの子どもたちが世界難民の日のイベントに集まってくる。
ステージ上で子供たちにサッカーの楽しさを伝える丸山氏。
子どもたちだけでなく、大人たちからも次々と記念撮影をお願いされていた。
キャンプないの施設では各民族の料理が提供されており、丸山氏も一つずつ試食していく。
サッカースクールだけでなく、絵本を用いてサッカーの素晴らしさを伝えようという新たな試みも。丸山氏はこのキャンプ内の主要言語であるカレン語の訳を必死で覚え、自ら子供たちに読み聞かせた。
丸山氏の読み聞かせに熱心に耳を傾けていた難民の子どもたち。丸山氏も手応えを感じ、新たな可能性も見えてきたようだ。