現在、タイを舞台に開催されているFIFAフットサルワールドカップ。予選リーグを終了して、いよいよ11日からは決勝トーナメントが始まる。
言わずと知れたサッカーの元日本代表、キング・カズこと三浦知良選手の参戦で、日本では大会前から高い注目を集めていた今大会。日本は初戦こそ強豪・ブラジルに敗北を喫したものの、2戦目では同じく世界屈指の強国・ポルトガルを相手に4点ビハインドを追いついての同点劇。グループリーグ最終戦ではリビアを4-2と下して「死の組」とも評された厳しいグループを突破、見事に史上初の決勝トーナメント進出を決めた。
一方の開催国・タイも、開幕戦で収めた勝利が効いて予選3位での通過を果たした。
地元・タイの躍進もあって、ますます盛り上がりを見せそうな今大会だが、一方で「タイらしい」アクシデントも発生している。当初、メイン会場として予定されていた新設のバンコク・フットサルアリーナが工事遅延からFIFAが使用を不認可。決勝戦の会場が同じバンコクにあるフアマークスタジアムに変更されるなど、いくつかの試合で会場が変更となった。
FIFAは変更の理由を「安全の確保ができないため」としたが、これに納得を見せないのが建設を推進してきたバンコク都のスクムパン知事。決勝トーナメントを前にした10日、都内の子供たちを集めたフットサル大会を開催、安全性をアピールするなど、FAFAとの“場外戦”も見ものになっている。
◎決勝トーナメントの組み合わせ
www.fifa.com/futsalworldcup/matches/index.html