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ACL開幕戦、タイ王者がJリーグ王者を撃破!

サッカーのアジアクラブチャンピオンを決めるACL(アジアチャンピオンズリーグ)の開幕ゲームが、ブリーラムのNew i-mobileスタジアムで行われ、昨季のタイプレミアリーグ王者のブリーラム・ユナイテッドがJリーグ王者・柏レイソルと対戦した。大事なグループリーグ初戦とあり、多くのブリーラムサポーターがスタジアムに集結。バンコクからバスで約6時間を要するタイ東部の町であるにも関わらず、遠く日本から足を運んだ柏サポーター、ジャーナリストらの姿も目にすることができた。

J王者に引けを取らなかったブリーラム

タイリーグ無敵の王者、ブリーラム・ユナイテッド

試合は序盤から多くのサポーターの後押しを受けたブリーラムが、柏を相手に一歩も引けを取らない展開。前半10分、ファウルの判定に抗議する柏の選手たちの一瞬の隙を付いて、ブリーラムがフリーキックから先制点を奪う。すると、俄然勢いの出てきたブリーラムは、同38分にもウズベキスタン人ミッドフィルダー・Askarのカーブをかけた鮮やかなシュートがゴール右隅に吸い込まれ大きな追加点。なんと、Jリーグチャンピオンを相手に、ブリーラムが2-0とリードして前半が終了した。

後半に入ると、柏は新加入のブラジル人フォワード、リカルド・ロボを投入、司令塔のレアンドロ・ドミンゲスをトップ下に置くシステムに変更して反撃に出る。それが功を奏し、後半10分にはリカルド・ロボの突破から田中順也が決めて1点差に詰め寄ると、同19分にもリカルド・ロボが倒されて得たフリーキックから酒井宏樹が同点弾を放った。一瞬、静まり返るスタジアム。追い付いた柏の勢いに分があるかと思われたが、ブリーラムも気落ちすることなく攻めに出る。すると同32分、ゴール前の見事なパス回しから、先制点を挙げたJirawat(MF/タイ)が再びゴールを決め、これが決勝点となった。

日本サッカー界に衝撃を与えた「タイ最強軍団」

アウェイとはいえ、柏レイソルからすれば「格下」と見ていたはずの相手に喫した黒星は、日本のサッカーファンにも小さくないインパクトを与えたに違いない。この試合の内容と結果は、現在のタイプレミアリーグのレベルが、少なくとも「日本人が思っているほど低くはない」ことを証明するには十分なものだっただろう。

柏レイソル・ネルシーニョ監督も試合後、「事前の情報からは14番(F.Ohanza/FW/カメルーン)と30番(F.Acheampong/FW/ガーナ)のスピードを一番の特徴と見ていたが、試合をする中で6番(Jakkraphan/MF/タイ代表)と8番(Suchao/MF/タイ代表)が90分間、非常にいい形で関わっていた」と、ブリーラムが単に身体能力に優れたアフリカ人フォワードに頼ったチームではなく、中盤の構成力にも優れていることを実感した様子。そして、こう続けた。「ホームで行われる次の試合では、もっとしっかりと分析して臨む。それは、確かなことだ」。日本のサッカー界に衝撃を与えた「タイ最強軍団」の今後の躍進が、ますます楽しみになってきた。

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