アングル
角度を変えてタイからアジアを覗く

Bacchus wine consultancy社長、原宏治氏独占インタビュー

Bacchus wine consultancy Co.,Ltd.(バッカス・ワイン・コンサルタンシー)の代表、原宏治氏(Koji Hara)は、ソムリエや利き酒師の資格を合わせ持つ「酒の専門家」。数年前にはバンコクで人気のワインレストラン「バッカス」をオープンさせ、一躍、時の人となったことも。今回が3度目のタイ長期滞在となる。経済力の底上げが続くタイで、ワイン文化や日本酒文化の普及に務める熱い男に話を聞いた。

どのようなお仕事をされているのですか?

バンコクにあるレストランやホテルなどにワインや日本酒、焼酎といった酒類を卸しています。当社は2011年8月に設立。その1年前ほどから構想を練り、準備を整えてから事業に乗り出しました。

お陰様で経営は順調です。毎月20%ほど売上も伸びています。会社を設立する前、約2年間、日本のEコマース企業で働いていましたが、そこでモノをできるだけ持たない、ストックの少ない経営というものを学びました。これを実践に反映させています。

レストランなどに商品を納める時、ソムリエや利き酒師の資格があったほうが相手も安心できます。「このワインは、このように保存してください」と申し上げることができれば、お店にとってもプラス。ソムリエの資格は1996年、利き酒師の資格は2010年に取得しました。そのような資格を持った酒類卸はバンコクにはほとんどなく、とても役立っています。

以前、バンコクでワインレストランを経営していたことがあるのですが、そこで培った人脈や信用も大いに力になっています。日本食ブームが続くタイで、たくさんの日系資本が進出されています。そうした大資本と正面から競争しても勝ち目はありません。これまでのノウハウを活かした経営、リスクの少ない堅実な経営を心がけています。

以前、経営されていたレストランというのは?

BTS(スカイトレイン)のプルンチット駅近くに「バッカス」というワインレストランが今もありますが、あのお店は私がプロデュースして立ち上げました。2004年のことです。300平方メートルの広い空間に客席は80席。「ラウンジのようなレストラン」というコンセプトがヒットしました。

売り上げは最初の半年だけで倍増。タイ人や欧米人にも受け入れられ、連日盛況でした。著名なDJを招いてのイベントもよく開催しました。「食事をしながら、クラブ気分も味わうことのできる店」とメディアに取り上げられたこともあります。

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