米タイム誌の表紙にプラユット首相が登場 タイ軍事政権の権力掌握を批判

プラユット タイニュース

米タイム誌の表紙にタイのプラユット首相が登場した。

同誌の記載によると、タイの政治の現状としてプラユット首相は上辺では権力を元の状態に戻す新たな構造作りに励んでいるが、実際は軍が権力を握り人権よりも既存の法律が優先されている状況にある。また、プラユット首相は各地で起きている政権に対するデモや抗議集会を放置する事は、余計に民主化の道を閉ざし、デモの指導者や集会のリーダーは、その行為自体が公共の場に大きな迷惑をかけているという事をよく認識する必要があると主張している。

2018年6月22日 WEBサイト“コムチャルック” によると、米タイム誌は2018年07/02号(2018年06月26日発売)の最新号でタイのプラユット・チャンオチャ首相を表紙に登場させた。その中で“この指導者はタイに民主主義を復活させる代わりに、自身の権力掌握に欲を出している”とプラユット首相を批判する論評を出した。

民主主義かそれとも独裁政治か

タイのプラユット・チャンオチャ首相が表紙を飾った米タイム誌の最新号の詳しい内容によると、見出しには“タイのプラユット・チャンオチャ首相が選択するのは民主主義かそれとも独裁政治か”というフレーズが用いられ、40年間軍の職に就いているプラユット首相は、依然として軍の役職以外の新しい役職には慣れていないと言わざるをえない状況であると批判した。また、プラユット首相が米タイム誌の取材に語った内容によると、「国民の皆さんが困った時には我々軍が常に彼らの側にいる事が必要である。」と現在軍が政治の権力を握っている事は正当な行為であるとの認識を示した。

タイ王国の歴史上12回目のクーデターを引き起こし、プラユット首相が政治権力を握ってから4年が経過した。彼はタイを民主主義へと早急に移行させる事を約束したが、今日に至るまでその約束は果たされておらず、タイ国民は選挙が行われることを待ち望んでいる。タイ国民の多くは、プラユット首相が昔のタイのように長期に渡る独裁政治を敷くのではないかと恐れている。

プラユット首相は自身が権力を掌握する理由として、タイ国内の混乱の解消と平静化を掲げており、これ以上自分の国が傷ついていくのを放っておけないと主張している。米タイム誌の取材で、「この四年間は国をより強大なものにする為の期間ではなく、問題を解決し困難を乗り越え、安定を築く為の期間であった。これは未来へ進む為の礎である。」と述べた。

出典:Wikipedia

出典:Wikipedia

タイム誌に記載された内容では、プラユット首相はタイに民主主義を復活させる為の新たな政治制度の構築に励んだが、依然として権力の重要な部分は軍が握ったままで、たとえ選挙が行われたとしても軍は3分の1の数の議員を任命する権利を持ち、重要な政策の最終決定権を持っている。

最も早くて来年の2月に選挙が実施されるとの事であるが、多くの政治家は選挙の実現は現実的でないとの認識である。元副首相であるジャトゥロン・チャイセーン氏は「プラユット首相は自らが権力の渦中に居続けるために現状あらゆる手段を行なっている。」と述べ、また赤服の最高幹部の1人でもあるティダー・ターウォンセート氏は、「もし来月の2月に選挙が実施されないとすれば、今の政権が崩壊に繋がる事態になるかもしれない。」と語った。

タイの民主主義はどうあるべきか?

プラユット首相は「人権は法律の下にあるべきで、自由な集会はタイの民主主義にとっての逆境である。公共の場に迷惑をかけている事を集会の参加者は理解する必要がある。」との主張を掲げており、“タイの民主主義はどうあるべきか?”とのタイム誌の質問に対しては、「タイに相応しい民主主義は、正しいプロセスを通して政治家が協力体制を構築し、国民の意識と共通感覚を持つことである。自由と人権は法律の下にあるべきで、自由が法律や他者の権利を侵害する事があってはならない。」と答えた。

「自由は民主主義の原則を持つ権利であるが、自由は他者の権利を侵害する為に使われるべきではない。本当に大切な事は、人権と法律の違反の間の境界線である。我々は過去の民主主義のように、多数派の意見を聞いて、少数派の声をないがしろにするべきではない。」と続けた。

続けて、“タイ国民は平和的な抗議集会を行う許可を受けるべきであるか否か”との質問に対しては、プラユット首相は、「政府と国家平和秩序評議会は彼らに対してデモや抗議集会を行う許可を与える窓口を持っている。それ以外にも彼らの意見を聞き入れて、彼らの要求を検討している。だが仮に彼らに自由なでもや抗議集会を行う許可を与えたならば、恐らく民主主義への道は一層難しくなるであろう。重要な事は選挙を確実に実施させる事である。」と述べた。

出典:Wikipedia

出典:Wikipedia

「あなたは、我々が彼らの動きを細かく検討する必要があるという事を理解していますか? 我々はこれまでも彼らに対して非常に温厚な手段を用いており、何度も何度も彼らを捕まえずに解放している。そして彼らも我々が必要以上に彼らに対して厳しくしていない事を恐らく理解しているでしょう。」

続けて、“デモや抗議集会を行う人達は人権を信仰する者であるか否か”との質問に対しては、「恐らく彼らも分かっていると思うが、デモや抗議集会を行う一部のグループは外国から見たタイのイメージを悪くねじ曲げる為に人権の主張を掲げているという事も理解する必要がある。」との認識を示した。

最後にプラユット首相は「我が政府は彼らのこのような行為が正しいと思った事はなく、逆に他者の権利の侵害を防ぐ為に誤った行為を行なった人物を処罰しただけである。他者の権利を侵害する活動者は公共の場に混乱を引き起こす。デモや集会で道を防いで、国民の日々の生活に不安を与え、不便にさせているだけである。」と締めた。

Source:prachatai

おすすめ関連記事
沖縄観光コンベンションビューロー
星野リゾート トマム
yonezawashow10
Spa & Hair LiLAC by 106Hair
横浜
ワッペン堂
Chatwork
traveloka
the giving town
Tokyu Paradise Park
レオンテクノロジー