ナンバープレートの変遷に見る渋滞都市バンコク。近く新プレートもお目見え!

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渋滞世界一を視野に入れたタイの首都バンコク。先日、anngleでは「なぜ、バンコクでは渋滞が激しいのか」を、登録台数の観点から考察したが、記事には予想を超えて大きな反響が寄せられた。

そこでもう少し掘り下げて取材してみると、来月バンコクで新しいナンバープレートがお目見えするほか、バンコクの陸運局では今、登録手続きにプレートの発行業務が追いつかず、やむなく自作のプレート取り付けるドライバーがいることが分かった。

自動車のナンバープレートは当該国の経済発展の指標ともされる。バンコクの渋滞シリーズ第2弾は、ナンバープレートの変遷に見る渋滞都市バンコクの今!

10月半ばに登場する新プレート。5633万台に対応可能という

深刻な渋滞が社会問題化しているバンコク。都はこのほど普通乗用車向けのナンバーが足りなくなったとして、来月10月半ばから都内で使用するナンバーの標記を改めると発表した。現在、都内で登録されている普通乗用車は約280万台。現行のプレートは15年前から使用しているが、約297万台までしか余裕がない。

新しいナンバーは、現行の「タイ文字+タイ文字+数字4桁」の先頭に「数字1桁」を加えるもので、これにより5633万台分の空きが確保できるという。陸運局の試算では「向こう157年間、使用できる」としている。

経済が好調なタイでは自動車を所有しようとする中間所得者層が増え、陸運局は連日大賑わい。このため、予想を超えて登録台数が膨れ上がり、今回のナンバー改訂となった。

現行のプレート。297万台が限界で、間もなくいっぱいに

一方で、陸運局ではナンバープレートの製造が追いつかず、交付を待つドライバーが窓口で列をなす事態にも。このためタイ政府は、当分の間、登録を済ませた車両に限って手書きなどの自作のプレートを掲げて走行しても、交通関連法規違反に問わないとの見解を打ち出し、これをタイ国家警察にも徹底させた。

ただ、さすがに「手書き」はドライバーの間でも「格好悪い!」などと不評のようで、パソコンを使ってわざわざ本物そっくりに仕上げ、パウチして車に取り付けるという人も。当分、混乱は続きそうだ。

現行の一つ前のプレート。129万台の登録がある 新車向けプレート。正式プレートが届くまで使用

今回、ナンバープレートが改められるのは最大の登録台数を数えるバンコク都内のみ。他の76県では現行どおりとなっている。タイのナンバープレートは普通自動車の場合、日本と同じ白地に黒文字が基本だが(日本は濃緑字)、このほか、新車を表す赤地や、営業用車両を表す黄色地のプレートもある。

また、人気の高い、いわゆる「ゾロ目」などのプレートについては陸運局で入札が行われ、最も高い金額を提示した人が落札できる仕組みとなっている。こうした「入札プレート」は背景に色彩豊かな風景画が描かれており、高値で売買されることも珍しくない。専用のウェッブサイトもある。

「ゾロ目」は高価で売れる。このサイトの最高額は699万バーツ(約1820万円)

バンコク都庁府がまとめたバンコク全域での現在の交通許容車両数は160万台とされている。ここに5633万台登録可能な新しいナンバープレートを導入しようというのだから、政策の是非を超えて、何とも愉快な話だ。バンコクの渋滞世界一は、もはや確実と言っていい?

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