住ませて頂いているからには、この国へするべき行為である「祈り」

タイカルチャー

ビジネス街・シーロムはサラデーン駅より西へ少し進んだところに「ワット・フアランポーン」という寺院がある。この寺院は日本で言う「無縁仏」のお寺。供養する親族や縁者のいなくなった死者のお棺が祀られた、ほかの寺院とは少し違った特殊な場所。

この国の伝統儀式「タンブン」

昨年・年末年始の邪気をクリアにするため、今年一年の祈りを捧げるための大事なタンブン(日本で言う喜捨・布施)。本堂に近づくまで、お寺の入口から小さな仮設テントでマメにお線香を焚き、ワーイ(合掌)をするタイ人、小さなおわん型の賽銭箱にコインを放る老人など、何度見てもこの光景はこの国が「仏教」だということを改めて実感させられる瞬間。

ワーイ(合掌) 賽銭器にコインを放る老人

館内では昨年の洪水で大きな被害を受けた方のヒストリーや、政府救助部隊の勇敢なレスキュー活動などの写真も飾られ、被災者の方の早期復興のためにも、誰もが自分の思いに「+α」した思いで祈りを捧げるような雰囲気で、無料で配布されているお線香もみんなの祈りが叶うように、切らすことなく常時ぎっしりと詰まっているように見えた。

洪水被害などの写真が飾られた掲示板 大量のお線香

特殊なタンブン様式

以前にもタンブンを何度か経験し、今回も同様の「お経」での始まりと想像していたが、この寺院でお祈りのお札を特設テーブルで購入する特別な様式。カウンターでお布施を払い、名前を書き、寺院の奥に重なっているお棺に張り付けてお祈りをする。

お札をお布施で購入するテーブル お札をお棺に貼るタイ人

屋内でいつもと違うタンブンを終え、さらに屋外では瓦式のタンブン体験。この日は今までに経験のしたことのない特別なタンブンの連続。関係者、そして、読者の皆様も例年以上に充実した年になるよう、精神を込めていつもより長めに祈った。

瓦式タンブン

毎年の複数の日系企業がタイに進出してきてますが、もし社内でスタッフにタンブンに行く誘いを受けたら、それこそがこの国でのビジネスに掲げるうえでの「祈りの機会」と思って、拒否することなく同席するのも大事なこと。

この地へ住まさせて頂いているからには、この国の風習・文化を心からリスペクトしつつ、感謝と祈りを捧げて共に成長するべきではないかと思う。

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