チョンブリーFCを支える「六人の侍」6/櫛田一斗(選手)

タイサッカー代表のパス技術
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スポーツ

近年、日本での注目度も高まりつつあるサッカーのタイリーグ。今シーズンも40人近い日本人選手が同リーグでプレーしたが、とりわけ“日本流”を掲げて戦う注目のクラブがある。タイリーグを代表する名門の一つ、チョンブリーFCだ。

選手のみならずコーチ、スタッフらも多くを日本人で固めるという、世界でも他に例を見ない同クラブの挑戦に迫る――。連載最終回は、選手・櫛田一斗。

“日本流”を体現する日本人選手

「櫛田はなんで怪我がないのか、毎試合続けて出られるのか。彼は『自分の時間割』がすごいんですよ、あれはタイ人ではできません。だから、タイの選手は一年間コンディションをキープすることができない。櫛田はお手本なんです」

昨季まで監督を務めたヴィタヤが手放しで絶賛するのが、チョンブリーFCの中盤を支える日本人選手・櫛田一斗。

チョンブリーFCの掲げる“日本流”を、選手としてピッチの内外で体現する貴重な存在だ。

タイで叶ったプロ選手の夢

櫛田がチョンブリーFCに加入したのは、2011年。それまでは日本のアマチュア最高峰のリーグ、JFLでプレーしていた。

「企業チームで仕事をしながらだったので、なかなか100%サッカーに打ち込める環境ではなかったんです。それで、別のチームを探そうと思っていたところに、ちょうどタイからの話がありました」

日本での指導歴もあるヴィタヤのつながりでオファーが届き、チョンブリーFCへの移籍が実現。プロを目指していた櫛田にとっては、思わぬ形での夢実現となった。

“日本流”を選手としてグラウンドで体現する櫛田

リーグベストMFに輝く櫛田選手の存在感

人生初の海外だったという櫛田だが、日本人スタッフの多いチームは馴染みやすく、すぐにチームの中盤に欠かせない存在となった。

「外国人として来ているので、タイ人と同じことをやっていてはいけないという意識はあります。タイ人は攻撃参加の力は高いですが、守備に戻ってこないことがけっこうあるので、ポジショニングのバランスをより考えるようになりましたね」

櫛田は加入1年目から全試合に出場し、なんと連続フル出場のリーグ記録を樹立。2年目にはリーグベストMFに選出されるなど、今やタイリーグを代表する選手の一人と言っても過言ではない存在感を放っている。

アジアに挑む“日本流”

チョンブリーFCは新シーズンに向けて、タイプレミアリーグのクラブとしては初の日本人監督を招聘、力のある日本人選手もさらに二人加えて、さらなる“日本流”の促進をはかった。

そんな中で、このオフはタイを離れることも選択肢に進路を模索した櫛田も、もう一年チョンブリーFCで戦うことを決断。移籍の可能性も十分にあった中での彼の残留は、チームにとって「最大の補強」だったと言えるかもしれない。

今季はクラブチームのアジア王者を決めるアジアチャンピオンズリーグのプレーオフラウンドに出場するチョンブリーFC。タイの“日本流”がアジアに旋風を起こすためには、やはり櫛田の力は不可欠だろう。

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