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タイの田舎のガイド役『サムロー』

待機中のサムロー
車のエンジン(550ぐらい)を付けたタイプ こちらは、車輪も車と同じ太さです。
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タイの代表的な乗り物と言えばトゥクトゥクを思い浮かべる人が多いでしょう。

トゥクトゥクに乗って、バンコクの街を走っていると、「Theタイ観光」っていう感じがします。お土産さんにも、模型がたくさん売っていますし、おしゃれな塗装をした車体は、女性にも大人気です。

トゥクトゥク
トゥクトゥク

ところで、皆さんがタイの地方都市を訪れたとき、皆さんの足となるのは、トゥクトゥクではなくこちらのサムローです。

サムロー
サムロー

写真を見たら、「あーあれか」と思い当たる人もいらっしゃるかもしれません。これの正式名称は、クアンサムローเครื่องสามล้อと言います。「クアンเครื่อง」とは、機械と言う意味です。「サムローสามล้อ」は3つの車輪という意味で、つまり「クアンサムローเครื่องสามล้อ」とは、機械式の三輪車という意味です。英語ではスカイラブと言います。バンコクやチェンマイを走っているトゥクトゥクとは、別の乗り物です。

サムローはもともと自転車だった

サムローは元は自転車です。日本にも昔あった、自転車の後ろにリヤカーみたいな荷台を付けたものがオリジナルです。そして、自転車の後輪を取り外して、代わりに人力車の乗るところみたいなのをつけたのが、サムローです。自転車の前輪(車輪1つ)と人力車の乗る部分の車輪(車輪2つ)で合計車輪が3つなのでサムローと呼ばれています。そして、その自転車の部分をオートバイに換えたものを、クアンサムローと言います。

元祖サムロー
©Thaiphoto.biz

トゥクトゥクは元から三輪自動車

サムローは、改造してできた三輪車なのに比べて、トゥクトゥクは、日本のオート三輪(ダイハツミゼット)から進化した乗り物で、元から三輪車です。そのはしるときの音から、トゥクトゥクと呼ばれています。

サムローとトゥクトゥクの違い
サムローとトゥクトゥクの違い

サムローの免許

私は実際にサムローを買って3年ほど運転していました。買ってから、免許を取ろうと思って地元の陸運局に行き、いろいろ交渉して、筆記試験に合格しました。そして、運転の試験の日、「バックできない乗り物については、免許はいらない」という不思議な見解の結果、免許なしで乗ることを許可されました。

実際には、外国人はサムローの免許はとれないようです。

もちろんタイ人でサムローで営業しているおじさんたちは、このような免許を持っています。

サムローの免許

サムローの最高速度は70キロ

サムローを買って、運転にも慣れたとき、「どれぐらいスピードが出るのか」を知りたくなりました。メーターは一応90キロまであります。

それで、タイの国道で実験してみました。

しかし、70キロを少し超えたところで、道路の凹凸にハマって見事にジャンプして、そのまま側道へ突入。

運よく砂が積んであるところにぶつかり、止まりました。サムローは40キロぐらいだと、とても快適で安全な乗り物です。でも、極端に急ぐときに乗るのはやめましょう。

サムローのメーター
サムローのメーター

サムローの種類

サムローは大きく分けると機械を使っていないサムロー(オリジナル)と機械式のサムロー(クアンサムロー)があります。

人力のサムローは、私の街でもほとんど見かけることはありません。また、人力タイプは、高齢のおじいさんが営業していることが多いので、乗っていて気の毒になることがあります。更におじいさんですから、言葉が通じにくいです。機械式のタイプは、バイクのエンジンだけでなく、車のエンジンを使っている大型のものもあります。

他にも、荷物専用のサムロー、いろいろと改造されているものがあります。

車のエンジン(550ぐらい)を付けたタイプ こちらは、車輪も車と同じ太さです。
車のエンジン(550ぐらい)を付けたタイプ こちらは、車輪も車と同じ太さです。

ぼったくられる疑惑

タイの地方都市、特に観光地でない町には、タクシーがほとんどありません。ですから、その町に知り合いがいない場合、どうしてもサムローのお世話になることが多いと思います。そこで気になるのが、ぼったくり疑惑です。

大きな観光地(チェンマイやパタヤ)でない限り、田舎のタイ人はぼったくりません。だいたい適正な金額を言います。ちょっと悪いおじさんでも、20バーツ(60円)ぐらい上乗せする程度です。ギリギリに生活を切り詰めたバックパッカーなら、20バーツも大切かもしれないですが、普通の日本人なら、おじさんの言い値で乗ってあげることをお勧めします。

10バーツか20バーツの値段交渉を必死でするより、おじさんに地元の美味しいお店を教えてもらった方が、よほど充実した田舎旅行ができると思います。

サムロー
サムロー

サムローのおじさんは、最適なガイド

みなさんが、バスが田舎のバス乗り場に着くと、真っ黒に日焼けしたオジサンたち(ときどきおばさんもいます)が、ワラワラと集まってきます。ちょっと見たところ、怖そうな気もしますが、みんな気のいいオジサンたちです。サムローのおじさんは、日本のタクシーの運転手さんと同じで、地元のことは何でも知っています。

サムローはガイドさん
サムローはガイドさん

おすすめのホテル、レストラン、観光地など、何でも教えてくれます。サムローを使って、楽しい田舎の旅を満喫してください。

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