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タイの日系ウェブ制作会社が現地で困っていること

タイの日系ウェブ制作会社が現地で困っていること

日系企業とタイローカル企業との相見積もりで判断される

タイだから安いは、妄想。タイのローカル制作会社は、現状テーブルコーディングや、ブログテンプレートを流用しただけの制作をしているところも多い。デザイナーの質もGUI設計ができるレベルではなく、見た目の良さそうなサイトをそのままパクるという制作が未だに行われています。(お客側がこれと同じデザインにしてほしいというケースもあります。)

また、プロジェクトマネージャーの質も低く、文字校正すらせずに納品する事が多く、タイ人の優秀なデザイナーは高い収入を求めてヨーロッパやアメリカなどで仕事をしているという現状があります。

そこで日系の制作会社がまともに情報設計、GUIデザイン、HTMLコーディング、レスポンシブル設計、CSS設計等を行うと、比較にならないほどの価格差が生まれ、「そんなに高いんじゃやめます。」となるケースが多い。つまり、求められているクオリティと、お客様の想定予算の差が開きすぎていて、安かろう悪かろうが横行し、結果誰も幸せにならないという負の連鎖が起きている。

理不尽な要望で揉め事も起きる
理不尽な要望で揉め事も起きる

ホームページ制作=コンサルタント業だと思われている

ホームページは欲しい、けれど何を書いて、どんな情報で集客するのか、それは制作会社が考えて、よりよくしてくれると考えている方がまだまだ多く存在します。

言わばウェブ創世記に近い状況です。

企業ごとに売りたい商品やサービスでアピールしたい事柄をしっかりと理解していただき、制作依頼するのならよいのですが、誰かがタイで始めた事業をコピーして始めたなどの起業初心者も多く、ターゲットを理解できておらずウェブ制作会社にコンサルを求めることもあります。

しかし、制作会社にコンサルタントなどおらず、結果不幸な事態に陥る経営者も多いようです。

制作会社はコンサル企業ではない
制作会社はコンサル企業ではない

デザインとレイアウト、情報設計が混同されている

デザインと情報設計、さらにはSEO対策といった、個別に効果を出すための手法が渾然一体となって、広告手法までも含めた総合的な効果効用を「タイ価格」でできると誤解されている。

日本人が関与すると見積もりも必然的に上がります。

そのため、なんとなく綺麗なサイトを作り、なんとなく検索上位に上がり、クリックレートがあがれば、非常にハッピーであるが間逆が起こることのほうが多く悪評が立ち、つぶれてはまた新しいフリーランスが会社を作るの繰り返しが起きている。

システム開発に対する誤認

システム開発を発注する企業側に、プロジェクトマネージャーやクオリティーマネージャーが存在しないため、納品したシステムの動作チェックのみならず検収を行えない企業が多く存在します。

他社のプログラムエラーを探すことは困難且つ費用が掛かる
他社のプログラムエラーを探すことは困難且つ費用が掛かる

そのため、納品後の瑕疵担保期間を過ぎ検収をしなかったことが問題であるが、システムのエラーが後に発見され、保守ではなく瑕疵だということでトラブルになるケースも頻繁に起きています。保守契約を結び円満に機能している大手中堅企業は良いけれど零細企業の担当者では検収はほぼ不可能で、検収を代行しようにも費用がないという問題が多くあります。

とにかく「ないないづくし」

「金もない、時間もない、人もいない、売り込める他社との差別化もできない、でも時間とやる気だけはあるからアジアで!」といった方も多く、そういう方ほどホームページに依存した集客を考えていたりします。そのためウェブ制作後の集客に対する確約を求めてくるのですが、魅力の無いものはやはり売れないし、たとえよかったとしても継続ができない。といった負の連鎖が起きていることもしばしば。

ターゲティング、マーケット戦略はお客さんのお仕事
ターゲティング、マーケット戦略はお客さんのお仕事

このような傾向は特に飲食店に強いようです。特に最近はホームページはいらないからFacebookのファンページで集客を募りたいとの話がありますが、自由度はそれほど高くないため、Facebook内で出来る事はやはり制限されます。単に「いいね!」を増やしても、実際に費用対効果がどれだけあるかを細かく解析し、継続的なアプローチをどうかけていくのかが大事だということです。

まとめとして

時代の進化と同時にウェブ制作は簡単になって来ていることは確かですが、制作する上ではやはり専門知識も必要で事前に、それを学習し制作をしているのがウェブ制作会社です。日本人が関与することで制作や解析などの費用もそれなりに必要とされます。

制作依頼以前に自社のサービスやセールスポイント、ターゲットなどの下調べをして、内容が確定した段階で予算を考え制作以来を開始することがプロジェクト成功への確実な道だと思います。

寄稿:K.Saito(gio-cubic.co.th)

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