アングル
角度を変えてタイからアジアを覗く

芳醇で酸味効くトライアングルコーヒーは密かな人気!

かつて、ケシの非合法栽培による収益が当該地域の大きな収入源だったタイ最北部。ラオス、ミャンマーの国境沿いに広がるエリアは「黄金の三日月地帯(トライアングル地帯)」と呼ばれ、タイ国内でもひときわ開発の遅れた地域とされていた。

無秩序な森林伐採や貧困問題。ケシ栽培の撲滅に向け積極的な支援を展開したのがプミポン国王の母、シーナカリン王太后だった。1980年代末から始まった村おこし運動は、農民らの暮らしを改善し、代わってこの地で本格的に始まったのがコーヒー栽培だった。

「トライアングルコーヒー」とも呼ばれるこのコーヒーは、芳醇でコクが深く、新鮮な酸味が特徴。エチオピア原産のアラビカ種というコーヒーノキが中心で、高級品として知られている。

生産量は年々増し、97年に1トンを超えると、2004年には55トン。現在は150トン以上がこのエリアで生産されている。都市部の有名コーヒー店で販売されているほか、日本にも輸出されている。

もともとコーヒーは、赤道を中心に南北緯度25度帯が生産地。コーヒーベルト地帯と呼ばれ、ブラジル、コロンビア、ベトナムなどがこれに当たる。

最近は、タイ北部以外にも内陸部ラオスでのコーヒー栽培が知られるようになった。中でも南ラオスのパクソンは著名なコーヒー産地。「パクソンコーヒー」としても名が通っており、コーヒー豆の天日干しが風物詩となっている。

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