タイ式カレーラーメン「カオソーイ」の歴史とバンコクのオススメ屋台まとめ

グルメ

連載でお伝えしています「タイの屋台の基礎知識」。今回は、チェンマイ県をはじめとするタイ北部地方で広く食べられているローカル麺料理「カオソーイ」のお話です。

カオソーイはミャンマーからラオス北部に伝わり、その後、タイ北部に広がったという説が強いようですが、調べてみると、実はもっと複雑で、19世紀後半、中国から伝わった可能性が高いことが分かりました。中国北部モンゴルに伝わるジンギスカン料理との関係性を指摘する説もあります。

ある文献には、1877年、中国政府の制圧を逃れた中国人が隣国に避難したとありました。この中に、「ホー」と呼ばれるイスラム教徒の中国人がいて、この人々がタイに持ち込んだと見られています。もともと、ホー民族とタイには交易があって、彼らがタイに移り住んだのも自然な流れだったのですね。こうしてタイに伝わり、独自の食文化となりました。

「ข้าว」というのは「飯」のことで、「ซอย」は千切りのこと。昔は現在のような、麺を千切りにする機械はなかったので、麺を作るには包丁で一本ずつ切らなくてはなりませんでした。

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タイに伝わったころのカオソーイは、鶏肉と牛肉カレーをかけただけの麺料理で、ココナツミルクも入っていませんでした。数年後、タイにカオソーイ屋さんがたくさんできるようになって、いろいろとアレンジされていきました。

特に、イスラム教から仏教に信仰が変わっていったことも大きいようです。こうして豚肉を使用するようになり、ココナツミルクを入れてみたりするようになりました。新しくタイ風にアレンジされたカオソーイは大人気を呼び、堰を切ったように売れるようになりました。今では、バンコクでもおいしいカオソーイが食べられます。

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一般的なカオソーイは、カラシ菜の塩付け、ライム、赤玉葱は欠かせません。揚げた黄麺と唐辛子ペーストもなくてはなりません。

『ข้าวซอยเชียงใหม่ 』カオソーイ・チェンマイ


はじめにご紹介するのは、とっても有名なお店です。「ข้าวซอยเชียงใหม่ カオソーイ・チェンマイ」という店名で、もう40年間も営業してきます。

バンコクの「スコータイ สุโขทัย」通りの「スコータイ5 สุโขทัย 5」というソイ(小道)に入って、15メートルだけ進むと、右側にあります。白い看板が目印です。

ข้าวซอยเชียงใหม่3

店名は「カオソーイ」の麺名と発祥の「チェンマイ県」を合わせました。店長の夫婦は北部地方のランパーン県出身。中部地方に住むタイ人風にアレンジされていて、私たちの口にぴったり合った逸品です。

スープは一日に2-3回、新しく作ります。ココナツミルクの匂いも良いし、油も濃すぎません。具材も品質のいい物ばかり使っていて、中に入る肉も自由に選ぶことができます。例えば、豚軟骨、鶏肉、牛肉、特に珍しいのが牛サーロイン。手作りの黄麺と一緒に食べたら、最高です。チェーンマイ県まで行く必要もなく本格的なカオソーイが食べられます。


ข้าวซอยเชียงใหม่7
ข้าวซอยเชียงใหม่8

他にも、オススメとして「バミー・ムー」という黄麺焼き豚蜂蜜蒸しかけもいけます。これも。すごいうまんですよ。是非、味わってください。そして、デザートも是非。手作り氷水がおススメです。ココナツミルク入っているタイデザート「ロードチョン」です。

ข้าวซอยเชียงใหม่5
ข้าวซอยเชียงใหม่6

値段は一杯30-35バーツ。営業時間は08.00時~15.00時、日休み。

『ข้าวซอยฮ่อ』カオソーイ・ホー

もう一つ紹介しますのも、大人気のお店です。「ข้าวซอยฮ่อ カオソーイ・ホー」という店名です。

「プラチャーウティット ประชาอุทิศ」通りの「ラーンカンヘーン39 รามคำแหง 39」というソイ(小道)に入って、「イェーック10 แยก10」という小交差点に進むと、左側にあります。緑色の看板で判断できます。

ข้าวซอยฮ่อ3
ข้าวซอยฮ่อ4

このお店の特徴は料理の種類が豊富なこと。中でも大人気なのが、もちろんカオソーイです。具材が豚肉、鶏肉、牛肉、ツナといろいろと選べます。お好きなカオソーイを召し上がれ。

ข้าวซอยฮ่อ5

今回は定番の鶏肉のカオソーイを注文してみました。スープにぴったり合う柔らかい鶏肉がとても美味しかったです。カオソーイが好きな方におススメです。

他にはバミー・ムーオップ(長い時間で蒸した豚ロース)も一押しです。豚肉が柔らかくて美味しかったです。楽しく選んで食べることができます。

ข้าวซอยฮ่อ6

また、食後に欠かせないデサートのメニューも豊富です。例えば、伝統的なタイのデサート「カノムトゥアイ」、ココナツミルクが入っているタイのデサート「ロードショグ」、タイの古式のアイスクリームなどです。カノムトゥアイは上品な味で(大人の甘さ)食べるのが止まらないくらい、とても美味しいです。タイのお菓子が好きな方におススメです。

ข้าวซอยฮ่อ7
ข้าวซอยฮ่อ8

値段は一杯35-45バーツ。営業時間は08.30時~20.30時、日休み。

おススメの一品と注文の仕方

今回、ご紹介しましたココナツミルク入りカレースープ麺。おススメの一品は、ズバリ「ココナツミルク入り鶏肉カレースープ麺」。これで行きましょう!

タイ語では、ข้าวซอยไก่と表記し、カタカナ書きにすると「カオソーイ・カイ」となります。さあ、さっそく注文してみてくださいね。

タイと言えば屋台、屋台と言えばタイというほどに馴染みの深い屋台文化。街には星の数ほどの無数の屋台がひしめき合い、人々の食欲を満たしてくれている。種類も多岐にわたり、麺、おかずかけご飯、揚げ物、シーフード、菓子など…。その迫力や豊富さには、しばし圧倒されるほど。新企画「タイ人直伝!タイの屋台の基礎知識」では、anngleの若きタイ人ライターが屋台料理の隠れた魅力、種類、注文の仕方、イチ押しの店などを連載で一挙ご紹介!これだけあれば、もう貴方も、タイの屋台通に!(取材・文:プーたろう)

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