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角度を変えてタイからアジアを覗く

New Latitude Wine 新緯度帯ワインの魅力。第8回-すっきりとしたシトラスの香り

【NAGA Thailand/Siam white blemd】(ナガ・タイランド)生産地:ホアヒン

連載第2回の「モンスーンバレー・コロンバール」と同様、ブドウ品種としては珍しいコロンバールを使った1本。これに若干のシュナンブランを加えて仕上げている。

同じサイアムワイナリーの製造だが、NAGAは大衆向け、廉価版としての位置づけ。それでも、さらっとした飲み口は高級品に負けないクオリティを感じさせる。

すっきりとしたシトラス香は、時間とともに、熟れたメロンやマンゴーなどのトロピカルフルーツに似た香りに変化する。まさに「果実を飲む」といった感じに近い。複雑な香りの変化が楽しめる。

ソムリエ:Koji Haraからの一口ポイント
余韻のすっきりとした爽やかさが特徴の白ワイン。タイ料理全般と合うだろう。是非、冷やして味わってみてほしい。低価格ながら完成度の高い1本と言える。カジュアルに飲めるワインと言ってもいいだろう。

ソムリエ:Koji Hara
愛知県出身の42歳。2001年ごろからタイと関わるようになり、バンコクでワインバーを経営したことも。ソムリエのほか、日本酒の利き酒師の資格も持つ。HPアドレスは次のとおり。


http://www.bacchusonline.net/

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新企画「New Latitude Wine(新緯度帯ワイン)の魅力」

ワインの産地は、フランスやイタリアなどの伝統的な南欧州を旧世界「オールドワールド」と呼ぶのに対し、米カリフォルニア、チリ、豪州などの新興国を長らく「新世界」と呼んで区分を明確にしてきた。

ここに近年、新たに加わったのが、「New Latitude Wine(新緯度帯ワイン)」と呼ばれる産地。北緯・南緯ともに30~50度が最適な緯度帯とされてきたワイン醸造で、北緯50度以北のオランダ、デンマーク、ポーランド、北緯13~15度のタイで造られるワインは、かつての常識を超える存在として注目を集めている。

新企画では、新緯度帯ワインの筆頭株、タイ産ワインを紹介していく。

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