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角度を変えてタイからアジアを覗く

New Latitude Wine 新緯度帯ワインの魅力。第7回-貫禄ある古木の味わい

【Granmonte The Orient 2009】(グランモンテ・オリエント)生産地:カオヤイ

赤ワイン用ブドウ品種シラーを100%使ったトップグレードの1本。15年あるいはそれ以上の古木から採れたブドウの実のみを厳選、丁寧に仕上げた。

根が地中深くまで達し、地下のミネラルをふんだんに取り込んでいることから、ドライでガッシリとした貫禄ある味わいに。若木の華やかさとは異なった大人の風格を醸し出している。

澄みきったガーネット色は、絨毯などに使われる紫がかった濃い赤色。それだけで落ち着きを感じさせてくれる。フレンチオークとアメリカンオークの新樽を使用して、インパクトの強い仕上がりとなっている。

ソムリエ:Koji Haraからの一口ポイント
ワインだけでも十分世界に通用する質の高い赤ワイン。カカオやコーヒーの香りに加え、酸と果実味の絶妙のバランスは、素直に「美味しい」と喜ぶことができる。シラーを使ったスパイス香から、胡椒を多めにかけたサーロインステーキ、あるいはラムの香草焼きなどとの相性が良さそうだ。

ソムリエ:Koji Hara
愛知県出身の42歳。2001年ごろからタイと関わるようになり、バンコクでワインバーを経営したことも。ソムリエのほか、日本酒の利き酒師の資格も持つ。HPアドレスは次のとおり。


http://www.bacchusonline.net/

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新企画「New Latitude Wine(新緯度帯ワイン)の魅力」

ワインの産地は、フランスやイタリアなどの伝統的な南欧州を旧世界「オールドワールド」と呼ぶのに対し、米カリフォルニア、チリ、豪州などの新興国を長らく「新世界」と呼んで区分を明確にしてきた。

ここに近年、新たに加わったのが、「New Latitude Wine(新緯度帯ワイン)」と呼ばれる産地。北緯・南緯ともに30~50度が最適な緯度帯とされてきたワイン醸造で、北緯50度以北のオランダ、デンマーク、ポーランド、北緯13~15度のタイで造られるワインは、かつての常識を超える存在として注目を集めている。

新企画では、新緯度帯ワインの筆頭株、タイ産ワインを紹介していく。

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