New Latitude Wine 新緯度帯ワインの魅力。第5回-ヴィオニエの華やかな香り

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【Granmonte Sole 2010】(グランモンテ・ソール)生産地:カオヤイ

カオヤイの山麓に広がるブドウ畑の面積は16ヘクタールと決して広くはないが、ここから輩出されたワインは昨年、海外で43もの賞を受賞し、世界にその名を轟かした。「新緯度帯ワイン」を不動の地位に押し上げた最大の功労者として知られるワイナリー・グランモンテ。お勧めのトップグレードがGranmonte Sole 2010である。

かつては近隣の醸造家に生産委託をしていた同ワイナリー。品質が停滞することによる顧客離れという悪循環を断ち切ろうと、豪州アデレード大学の醸造学を採り入れ、最新のハイテク機器を使って生産体制を刷新した結果、今日の地位を築くまでに至った。

土壌にはセンサーが埋め込まれ、乾燥をいち早くチェック。スプリンクラーを使って最善の保湿状態に保たれている。また、収穫期には過度な水分が行き渡らないよう2週間以上も前から天候を入念に観測。刈り取りのタイミングを伺う。ブドウを傷めないよう、収穫作業はもちろん手詰みだ。

フレンチオークで熟成させたシュナンブラン95%の辛口の白ワイン。華やかな香りを醸し出すブドウ品種ヴィオニエを5%加えたことで、アクセントが効いた1本となった。

ソムリエ:Koji Haraからの一口ポイント
辛口のシュナンブランにヴィオニエを加味したことで、ドライながらも深みのある味わいと複雑性が増した出来上がりとなった。一言で表現するならば、バランスの取れたワインと言えるだろう。キリリとドライで甘さも控えめ1本には、生牡蠣やヤムタレーなどシーフード料理が合う。少し甘めのソースにもマッチするだろう。マナオの酸味とも相性が良い。

ソムリエ:Koji Hara
愛知県出身の42歳。2001年ごろからタイと関わるようになり、バンコクでワインバーを経営したことも。ソムリエのほか、日本酒の利き酒師の資格も持つ。HPアドレスは次のとおり。


http://www.bacchusonline.net/

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新企画「New Latitude Wine(新緯度帯ワイン)の魅力」

ワインの産地は、フランスやイタリアなどの伝統的な南欧州を旧世界「オールドワールド」と呼ぶのに対し、米カリフォルニア、チリ、豪州などの新興国を長らく「新世界」と呼んで区分を明確にしてきた。

ここに近年、新たに加わったのが、「New Latitude Wine(新緯度帯ワイン)」と呼ばれる産地。北緯・南緯ともに30~50度が最適な緯度帯とされてきたワイン醸造で、北緯50度以北のオランダ、デンマーク、ポーランド、北緯13~15度のタイで造られるワインは、かつての常識を超える存在として注目を集めている。

新企画では、新緯度帯ワインの筆頭株、タイ産ワインを紹介していく。

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