バンコクいい店やれる店 ~野菜をたーんととらにゃあ、だちかんぞぉ~

いつのまにか時間だけが過ぎ去りすでにソンクラーン。暑さがピークに達しつつあり、外に出れば、日陰に立っているだけでも汗がしたたり落ちてくるような季節。

外に出るのを極力避けたくなるこの季節、冷房のがんがん効いた部屋に閉じこもりがちなこの季節、体の新陳代謝をよくするために野菜をガッチリ採ってみようかなって気分になってきた。



カゴメ野菜ジュース

小学生の頃だったか、野菜ジュースのCMが話題になった。畑のど真ん中に立つおばちゃんが”やさいをたーんととらにゃ、だちかんぞ!!”と呼びかけていたコマーシャル。

野菜といえば、このCMを思い出してしまうけど、今回は野菜ジュースじゃなくて、体を冷やさずに野菜がとれる温野菜。しかも、麺類メニューで野菜をたーんと採って、これさえ食べとけば、体にいいかもしれないという気分にさせてくれるお話。

タンメン

まずはタンメン。東京ではいわゆる街の中華屋さんに行けばどこにでもあるので全国区メニューかと思っていたら、西日本の方ではそれほどメジャーじゃないらしい。バンコクでも最近日本から進出してきたいわゆるラーメン専門店にはない。どちらかというと街の中華屋さん的な路面店のメニューの中に潜んでいる。

「バンコクいい店やれる店」では、こういうお店を路面店の中華屋、略して「ロメチュー」と勝手に命名しちゃいます。

らあめん亭

バンコクのラーメン屋さんのベンチマーク的な位置づけにあるロメチューの代表格のらあめん亭。もちろんこの店にもタンメンはある。キャベツ、モヤシ、ニンジン、タマネギ、青ネギ、キクラゲなど、基本の野菜がどっさり入ってる。

明るい店内とオープンキッチン形式の厨房から中華鍋一つで次々といろいろなメニューが作り出される様子は、カウンターで見ている客を飽きさせないパフォーマンス。

桃太郎

昼も夜も日本人がたくさんお世話になってるタニヤ通りにひっそりとたたずむラーメンハウス桃太郎もバンコクを代表するロメチュー。ここのタンメンも基本の野菜がたっぷりで、塩味のスープには野菜のうま味がたっぷりと溶け出している。

らあめん亭のタニヤ店と至近距離にありながら対照的に、昼でも薄暗い店内とやる気のなさそうなウェイトレスが醸し出す空気は、日本の昭和という時代を思い出させる。

らあめん一番

スクムヴィットソイ24にあるロメチューの老舗はらあめん一番。らあめん亭、桃太郎とこのらあめん一番の3店をバンコクロメチュー御三家と密かに呼んでいる。この店も基本に忠実な野菜盛りだくさんのタンメンを提供してくれる。

最近110バーツから120バーツに値上がりしたらしいが、それでも、バンコクのラーメン店の中では、かなりなバーゲンプライスを守っている。ちなみに、らあめん亭のタンメンは150バーツ。

毘沙門

バンコクの老舗居酒屋魚昌がシンガポール資本に買収されたあとに出店したシンガポール経由でバンコク上陸の札幌ラーメン毘沙門メニューは札幌ラーメン系以外に東京らーめん、九州豚骨らーめんがメニューに並んでいる。ラーメン以外のお食事メニュー、居酒屋メニューも充実。

タンメンは、東京らーめんの塩味スープからの派生アイテム。あとのせのメンマ、ナルト、コーン、ネギなど基本とはちょっとちがった文法だが、うま味のあるスープはイイ感じ。メニュー名の通り野菜たっぷりタンメンは、野菜がたっぷり入ってる。

この毘沙門のようにシンガポール経由でタイに進出してくる日系の飲食店が目立ち始めたけど、バンコクの日本食は歴史も古く、レベルも高い。出店にあたっては、よほど覚悟して来たほうがいいんじゃないかなと個人的には思うけど。

タンメン以外

リンガーハット

リンガーハットの長崎チャンポンも野菜がどっさりとれるメニュー。チャンポンの作り方は基本タンメンと同じ。ただ最後に投入するスープが白濁したチャンポンスープ。キャベツ、モヤシ、ニンジン、タマネギ、カマボコに肉や魚介も入って賑やかな食材が盛りだくさん。

8番ラーメン

去年の洪水から奇跡の復活。最近まで取り扱いを中止していた餃子も最近再開して、8番ファンをホッとさせたタイ最大の大型ラーメンチェーン8番ラーメン。ここのパイタン麺も野菜がどっさり入ったメニューでコッテリしたスープとごまの風味が食欲をそそらせる。

8番ラーメンのメニューには、「太麺と野菜、これが8番の味。」と日本語で大きく書かれてる。日本のウェブサイトを見てもこだわりの食材の中にキャベツが登場。先ほどのリンガーハットも日本のサイトでは、野菜たっぷりをアピールして野菜重視路線を強調しているようだ。

ちなみに、カゴメ野菜ジュースのCMでおばあちゃんが叫んでた「だちかんぞ」とは中部、北陸地方の方言で、「埒があかないぞ」が訛ったもので、「野菜をとらないとダメだよ」って意味らしい。

記事が気に入ったら
いいね ! よろしく

Twitter で