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進む円安バーツ高。この5ヵ月で2割も下落! 「数字で見るタイ事情」その6

つい先日、バンコクを訪れた友人が悲鳴を上げていた。「おいおい、マジかよ。この間、8月に来た時は1万円を両替して4000バーツ以上あったのが、今じゃあ3000バーツちょっと。これじゃあ、土産を減らさなくちゃいけないな…」

このところ急激な勢いで進む円安バーツ高。米ドルなど国際金融情勢も加わって為替は変化をしているため、これだけをして「円が云々…」などとは論じられないが、それにしても尋常とは言い難い。わずか5ヶ月の間に円はバーツに対して20%以上も下落した。

1万円をタイバーツに両替すると…
1万円をタイバーツに両替すると…

昨年8月下旬から今年2月までの円-バーツの為替変化を一覧にした表が下記。たまたま得られた最新のデータが2月21日木曜日だったため、5ヵ月間の中から木曜日だけを抽出してある。これを見ると、ほとんど反発することなく円安バーツ高が進行していることが分かる。

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日本国内の輸出産業には好都合なのだろうが、日本企業を相手に円決済をしている企業などには痛手。それ以上に、日本からタイを訪れる旅行者の財布の紐がキツくなっている。バンコクで日本料理店を経営する男性も「円安でお客が1割ほど減った」と話す。このほか影響は、土産店などにも出ているという。

さまざまな統計データを元に、タイと日本、タイと世界を比較するコーナー。題して「数字で見るタイ事情」。ビジネスや経済ネタだけに限らず、タイ社会のちょっとした話題をご提供。不定期掲載。

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