バイリンガルスクールで日本語を教える新谷佳子さん

タイで働く女性たち

好きだからこそできる!

「タイの子供たちはとても素直。体面を繕ったりはしません!」と話すのは、バンコクのバイリンガルスクールでタイ人の子供たちに日本語を教えている新谷佳子さん。

2009年5月から教壇に立ち、丸3年が経過。現在は、中学1年生から3年生まで延べ20クラス、約200人の日本語授業を受け持っている。日本の課外活動にあたる「日本語クラブ」の顧問も務めており、七夕や着付け、折り紙などの日本の風物や文化も積極的に紹介している。

授業はすべて英語で行われる。英語は生徒たちにとっての「第2外国語」。だが、言語水準は高く、母語であるタイ語と遜色ないほど。「第3外国語」となる日本語に対する関心も高くて、高校に進学するころになると、毎年、何人かがタイ全土で行われる日本語コンペティションに参加するほどまでに上達しているという。

「勤勉、純粋で無垢な子供たちと接することで自分も自然体になれる。好きだから続けられています。単純にお金だけの目的なら別の会社に勤めていますね」と笑う。

働きながら英語を取得

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大阪にある高校に在学中、カナダの高校に交換留学したのが英語に触れるきっかけとなった。卒業後は日本で進学せず、カナダへ単身渡航。働きながら語学を習得した。

その後、ハワイ大学へ進学。会計学を学び仕事に就いたが、2001年の米同時多発テロをきっかけにビザの更新が難しくなり、いったん日本へ。

地元大阪で子供たちに英会話を教えていた時に、ハワイ大学で知り合ったタイ人の友人に誘われ、タイに渡る決心をした。

「子供たちの橋渡しになりたい!」

とはいえ、初めてのタイ。しかも、見たこともない難解で独特のタイ文字。タイ語学校も長続きせず思案していたところ、立ち寄った喫茶店でたまたま手にした英字新聞でバイリンガルスクールの募集を知り、応募することにした。

「当初は馴染んでいけるか心配だった」という新谷さん。だが、それも間もなく杞憂であったことに気づいた。まだ見ぬ日本に一度は行ってみたいと、夢見るタイの子供たち。日本のカルタや替え歌を通じて、日本を知りたいという子供たちに接した時、初めて教師としての喜びを感じたという。

「私が受け持っている子供たちは中学生ですから、まだまだ、そう難しいことは教えていません。今は日本に興味を持ち、日本語や日本の文化に接することが大事。将来の橋渡しになれば

小物集めが趣味。トイカメラにも没頭!

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ちょっとした飾り物や小物が趣味という新谷さん。「タイに来てからは、トイカメラ(Toy Camera)にすっかりと、はまっています」と笑顔で話す。

取材のこの日も、午前中から友達のトイカメラ店に立ち寄り、お気に入りの小型カメラを手に取って堪能。休日には街に出て、タイの風景や行き交う人々の様子を撮影しているのだという。

知人の誘いから「たまたまタイを訪れた」という新谷さん。当分、この南国の地で子供たちとトイカメラに接する日々が続きそうだ。

タイで在留届を提出済の日本人は最新の2012年統計で約5万人。企業などの駐在員や永住者、その家族などが多くを占め、滞在する男性の多くが仕事を持って暮らしている。女性についてはビザの関係から就労が難しいと一般的に理解されているが、実は「働く」女性は決して少なくない。新企画「タイで働く女性たち」では、タイで仕事やボランティア活動などに就き、活躍する女性たちを追う。

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