副業はタイでよくあること

タイで副業はよくあること
タイで副業はよくあること
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先日、会社を辞めた元同僚から連絡がありました。「もしも保険に入るなら連絡して!私、今、保険会社で働いてるから」とのこと。ああ、彼女も副業で保険の仕事してたのか、と思ったものです。

副業から独立へ

企業にもよるとは思いますが、副業を許している会社も多いのがタイランド。私の周りでもかなりの人(男女問わず)が副業を持ち、給与の半分くらいの金額~給与以上の副収入を得ているケースも見受けられます。上記の元同僚は副収入が給与を上回り、それなりの生活ができると踏んだので会社を辞めたということでしょう。彼女はベテラン社員で前年には昇格もしていたのですが、退職するときに「もう飽きちゃった」と言っていて、給与のいいところが見つかったのかな、仲良かった人がみんな退職しちゃったもんな、など色々とこちらも思っていたのですが、実際は副業の稼ぎが安定してきたから、ということだったようです。その後、SNSを通じてあちこち旅行に行っている様子や、彼女が率いているチームが大きくなっているのを見て、かなり成功しているのだとわかりました。

趣味だと思っていたら

私が勤める会社では副業を認めていることもあり、同僚とおしゃべりしているとよく副業の話になります。物販をしている人が自分の扱っている商品を社内で売ったり、休みのときにお店に来てくれとショップカードを渡されたり、場合によっては手伝いを頼まれたり、日本でビジネスパートナーになってくれる人を紹介してほしい、と言われたこともあります。語学ができる人はバイトで翻訳をしていることも多いです(現地採用でもこれはよく聞きます)し、保険や会員権のエージェントとして休日や退勤後を中心に働く人もいます。一時期、ネットワークビジネスが流行って社内でもその仕事をしている人が何人もいましたが、1年もたたないうちに耳にしなくなりました。

みんな最初のうちは「趣味でこんなのつくってるの」「友達に頼まれてこんなの売ってるの」というようなところから入ります。ドライバナナやちょっとしたアクセサリーを数十バーツから数百バーツで売っていたのが、社内人脈をうまく利用して顧客を掴み、同僚からの率直な意見を利用してビジネスとして立派にやっていく、という人もいます。私が知る中で最も成功しているのは、ケーキ屋を開いた元同僚でしょうか。趣味のお菓子作りから発展して、今ではバンコク都内に店舗を構えています。何度か彼女のケーキを食べましたが、甘さ控えめでありながらも見た目も可愛らしく、日本人にもかなりオススメできるものです。

ウィークエンドマーケットで週末だけ販売の仕事をしている人もいる

独立志向が強いからこそ

よく言われることですが、タイの人たちは本当に独立志向が強いです。企業で昇進して安定を求めることよりは、事業を興して一国一城の主としてやっていくことを望む傾向があります。その理由は私にもいまひとつわかりにくいところではありますが、私が見聞きしていることから考えるに、会社勤めをしている親世代がまだまだ少ないこと、周囲でも独立している人が多く参入障壁が低いことを身をもって知っていること、人間関係にストレスを感じることが苦手だという性分が大きく影響しているように思います。また、最近聞く話では介護(この場合、親だけでなく親戚まで含みます)のため、自由になる時間が欲しいということもあるようです。

独立精神

これらを前提に考えてみると、副業というのは彼らの独立を好む性分や気質を存分に活かせる「働き方の選択肢のひとつ」であり、単に「お金がほしい」「贅沢がしたい」とは少し異なるようにもみえます。もちろん収入増をきっかけに初めているとは思いますが、会社勤めをしながらの副業は「組織で働くのとは異なる自由さ」にメリットを感じているようですし、休みを犠牲にしてでも性に合っているということでしょう。「なかなか昇進を受けてくれない」「お給料をあげて引き留めようとしてるのに、話し合いが難航している」なんていう場合は、副業の有無やその副業にどんな価値観を見出しているかを知ることが、良いヒントになるかもしれません。

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