タイ証券取引所(SET)によると、タイの医療ビジネスが国内で好調であることが分かった。SETに上場している医療会社23社の年間売り上げが平均で8.5%ほど上昇。高齢化に加え、定年を迎えてタイに移住する外国人が増加していることが要因とみられる。
医療サービスを利用するタイ人と外国人が増加
SETのレポートによると、2014年から5年間で、医療サービスを利用するタイ人と外国人がいずれも5%前後増加。今後も高齢化が進めば、さらに利用者が増えると見込まれている。医療ビジネスは投資対象としても注目度が高まっている。タイの医療会社は、MSC(I モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)が算出した株式指数よりも配当金が高いという結果が出ている。
充実したタイの健康促進と専門医療
今後、病気の予防や高齢者の健康促進、専門医療の充実、医療サービスの革新などが進むとみられる。近年では、公立病院の技術やサービスが私立病院と変わらないほど充実しており、私立病院の利用増は難しいのではないかとの見方もある。
source:Thairath