タイ進出をしくじった幸楽苑がタイの大手企業とリベンジ

幸楽苑のタイ進出リベンジ
幸楽苑のタイ進出リベンジ
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ラーメン店チェーンの「幸楽苑」は2012年にタイに進出したが、売り上げが伸びず、2014年で約8300万円(2600万バーツ)、2015年は約2億1300万円(6700万バーツ)の負債を抱えて今年3月にタイ現地子会社の解散を発表した。その幸楽苑が今回、大手タイ企業とタッグを組み再びタイ展開を図ることが決定した。

タイでしくじった幸楽苑の背景

これまでの幸楽苑のタイ展開は微妙なものだった。初出店となったバンコク都内のショッピングモール「GATEWAY EKKAMAI(ゲートウェイ・エカマイ)」では、モールのオープン当日から半分以上のテナントが埋まっておらず、建物自体に客が入ってこないという最悪な状況からのスタート・・・この状況は1年以上続き、家賃が値上げされる中でも店の営業を続けていた。

幸楽苑(ゲートウェイ・エカマイ店)
幸楽苑(ゲートウェイ・エカマイ店)

また、幸楽苑はターゲティングに関しても不思議な動きを続けていた。タイで初となる新店舗の立ち上げ以降、出店した先はバンコクの行政区でもあるカンナーヤーオ区、日本人駐在員が行き来するシラチャ、そして、若年層タイ人が集まるラマ9通り。さらには高級志向ブームに煽られ、無理矢理タイ人富裕層を獲得しようと「ネオ・幸楽苑」という特別店舗も郊外にオープン。これらの動きは現地在住の日本人やタイ人ですら頭をかしげるような店舗展開だった。

バンコク郊外に出店した高級店舗「ネオ・幸楽苑」
バンコク郊外に出店した高級店舗「ネオ・幸楽苑」

バンコクの日系飲食事業に精通する専門家は、幸楽苑がタイでの失敗理由を「”日本のラーメンは儲かる”、”高級感ある内装にすれば富裕層が来る”という単純発想が失敗の根源となっている」と推測。途上国だからといって安易な戦略では、実際に日本に来る事も可能になったタイ人の心をつかむことは出来ない。それが如実に現れた結果だった。

即席麺を販売する老舗企業と提携

今回、幸楽苑と提携したのはタイ証券取引所で上場を果たしているタイ・プレジデント・フーズ社。同社はタイでトップシェアを誇る即席ラーメン「マーマー」の販売元で、タイ進出企業の販路開拓役として有名なサハグループからも出資を受けている一流企業。

タイの即席麺シェアNo.1の老舗企業
タイの即席麺シェアNo.1の老舗企業

多様化する社会、グローバル社会といった世間の波についていけず、日系企業が脱出目的でタイ進出を試みる昨今。今後、幸楽苑はタイ・プレジデント・フーズ社とともに、どんな復活劇をみせるのだろうか・・・

source:kaohoon.com

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