在外邦人、タイからはBest50に3都市 「数字で見るタイ事情」その9

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日本人が海外で暮らすことが珍しくなくなった今日、海外在留邦人の総数は2005年以降、100万人を超え続け、一貫して増加傾向にある。最新の2011年10月のデータでも118万2557人と、2012年中には120万人台に達するのは確実とされ、今後もこの傾向が持続すると見られる。

では、日本人は海外のどういった国や都市に住んでいるのか。まずは国別にまとめたデータが下図。(数値の出所はいずれも外務省)

national

アメリカと中国が群を抜いているのが分かる。日本は歴史的にも経済的にもアメリカとの結びつきが強く、その意味では予想どおり。中国へも製造業など日本企業が盛んに進出しており、これまでずっと増加傾向にあった。だが、2012年夏の反日暴動の影響はまだ当該データには反映されておらず、今後、少なからず減少も予想される。

タイには約5万人の日本人が住んでいることもデータを見て分かる。「在留邦人」はあくまで在タイ日本国大使館が把握している数に過ぎず、届け出をしていない人などを含めると実数はもっと上がる。「タイにいる10万人の日本人」という表現も、一時旅行者も含めればあながち的外れとは言えないのも、こうした理由からだ。

注目したいのは、Best50にタイを筆頭にシンガポールやフィリピンなどASEAN諸国が7カ国も入っている点だ。国家数の多いヨーロッパを除けば、特定の経済圏に集中して日本人が居住している例はなく、東南アジア市場が日本市場と緊密な関係にあることも読み取れる。

次に、都市別の登録者数推移をまとめたデータが下図。

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東南アジアの中心地バンコクが欧米中国の各都市に負けず、上位に位置している様子が読み取れる。また、他の東南アジア各都市も健闘している。いずれの増加率も軒並み高く、今後もこの傾向が続きそうだ。(一時的な減少はありえる)

ここで注視して欲しいのが、タイからバンコクのほか、チョンブリーとチェンマイの2都市がBest50入りしているという点。チョンブリーは言わずと知れたバンコク東部の工業県。レムチャバン港も近く最近は人口急増で、日本人学校の分校も設置されたところだ。

1カ国から3都市以上がBest50位に上位ランクインしたケースは、面積がもともと広いアメリカや中国、オーストラリアなどしかない。他の欧州やアジア諸国の都市を措いてタイの3都市の名が上位に上がったことは、今後、タイでは広範囲にわたって日本人居住者が増えていく可能性を示したものとして興味深い。こんなところからも、日本とタイの関係が読み取れる。

さまざまな統計データを元に、タイと日本、タイと世界を比較するコーナーを新たに設けました。題して「数字で見るタイ事情」。ビジネスや経済ネタだけに限らず、タイ社会のちょっとした話題を提供します。不定期掲載。

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