アングル
角度を変えてタイからアジアを覗く

台湾に次ぐ親日国の可能性!ビザ免除で日本へ一気に押し寄せるタイ人観光客と今後のうごき

日本でも親日国として名が知られるタイ王国。タイ人たちにもアニメやドラマやJPOP、そしてタイ各地にあふれる 日本食レストランを通して「日本」という国がたいへん深く認知されている。しかし、タイ人も 誰でも日本に行けるというわけではない。法的にはビザの発給制限はないものの、実際には手続きに政府の機関が入っていて、富裕層やビジネス目的のタイ人にしかビザがおりないという現実があった。

しかし、今回の渡航ビザの免除でお金があっても行けなかったタイ人までもが今一気に押し寄せ、最近では都心部でもタイ語を耳にすることが増えてきたという話題があがるほどに・・・

日本へのビザ解禁から約2ヶ月、今後予想される両国の動きをまとめてみた。

台湾に次ぐ親日国!?タイ人の親日度がさらにアップ

The Wall ‘Japan x Thai’ 34 , goplay magazine
日本と一番仲がいいとされている国は「台湾」。その台湾もビザ免除前は中国の圧迫をフォローしてくれていた「アメリカ」が一番人気だった。台湾も一部で反日教育(国民党関連)も受けており、当時は日本嫌いな台湾人もけして少なくはなかった。しかし、日本の渡航ビザが免除にされることによって大きく変化した。

もともと日本語教育を受けていた世代が隣国である日本を身近に感じ、沢山の台湾人が旅行で日本を訪れた。それを皮切りに台湾は野球などのスポーツ交流等も盛んに行い、日本とさらに交流を深めるようになった。

台湾と比べ物理な距離は離れているもの、少しずつ盛んになってきたサッカー交流などの影響も含め、親日度はさらにアップするように思える

日本人選手も多数在籍タイ・プレミアリーグ
日本人選手も多数在籍タイ・プレミアリーグ

沢山のタイ人観光客が訪日し、各地でタイ語需要性がでてくる

Thai and Japan
タイ人が日本に沢山押し寄せると必然的に日本国内でのタイ語需要も高まる。既に国内で人気のある観光地等ではタイ語パンフレットを準備し始めた地域もあったりと、数年前からの韓流ブームと同様に飲食店等でもタイ語メニューが必要になってくるかもしれない。

日本のサービス業がどこよりも丁寧だということを熟知しているタイ人。タイ語表記を日本で見た途端Instagramなどで友人にシェアする可能性は高い。もともとFacebookユーザー世界一のバンコクは、SNSやネットメディアを用いた口コミ戦略も重視されるだろう。

群馬県みなかみ町のパンフレット
群馬県みなかみ町のパンフレット

ちょっとの懸念事項と今後のうごき

ビザの免除考えられる唯一のネガティブポイントとしては、不法就労者の問題。

東日本大震災当時、身の危険を感じ大量のタイ人不法滞在者がタイ大使館に押し寄せたように、収入のために不法滞在を試みるタイ人が未だに存在していることも事実。これは渡航ビザ免除を継続させる上ではかなり重要な課題だが、タイの外務省も免除直前まで警戒していた事もあり、開始されてしまった以上、厳重に取り締まることに期待するしかない。

若干の懸念事項があるとはいえ、今回のビザ解禁からバンコク都内の飲食店やカフェでも「パイ・イープン(日本に行く)」という言葉が時折飛び交うようになってきて、今回のビザ免除の影響は予想以上に早い。

以前からタイは行ってみたい旅行先として日本が48%と最も多く(日本政策投資銀行統計)、タイ人への日本渡航ビザ免除以降、「待ってました!」と言わんばかりに7月以降、続々と日本へ向かう沢山のタイ人。今年10月からは北海道へダイレクト便(1日1便)がスタートするほど、日本旅行の話題はしばらく絶えないだろう。

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