進出前に知っておきたいミャンマーの病院事情

進出前に知っておきたいミャンマーの病院事情
進出前に知っておきたいミャンマーの病院事情

ミャンマーの首都ヤンゴンは在留邦人が激増中

ミャンマーに暮らす日本人が増えています。例えば、ヤンゴン日本人会の会員数では去年の同時期に比べると2倍の約700名、ヤンゴン日本人学校の生徒数(幼稚部~中学部)は1.5倍の約120名。外国人が出入りするレストランやスーパーマーケットでも日本人に出会う確率が増えてきました。

軍政時代のこれまでは、外交関係、JICAなど国際協力関係、銀行、商社、などのある程度限られている業種の駐在家族が多かったようですが、民政移行後のここ数年で新規(or一度撤退後に再進出)にミャンマーへ進出してきている業種も多く、金融、保険、運輸、製造業、報道、法律事務所、飲食店… 本当に様々な仕事に関わる在住日本人が増えました。

さて、こんな状況のなか、じつは単身赴任や新婚夫婦の駐在が多い印象です。(→統計はないのであくまで印象)単身赴任の方に話を聞くと、まず住居の問題あり。

ヤンゴンは家賃高騰が2014年も続いており、すでに高騰していた去年の家賃よりさらに30%UPが蔓延。家族4人で安心安全なアパートに住むとなると月額家賃$4000~を考えねばなりません。

しかもウエイティングが多く、すぐに入居できないという状況。そして、医療の問題が、家族帯同か否かを左右しているとか。最近多い、小さなお子さんのいない新婚夫婦の駐在も、企業の知恵なのかもしれません。

ミャンマーの医療レベルは30年遅れ?

病気の場合、症状が軽ければ大急ぎでバンコクの総合病院へ駆け込むことができるけど(飛行機で1時間=チェンマイほど距離間)、大怪我をした場合や応急処置、輸血が必要になった場合など、通常バンコクや日本なら助かる程度なのに、助からないことがあったりするのがミャンマーの医療事情…。

医療関係者によると日本などの医療先進国と比べると、現地の一般的な医療事情は約30年ほど遅れているのではないか?とのこと。

ミャンマーの病院は30年遅れ?
ミャンマーの病院は30年遅れ?

ヤンゴンにあるクリニックと総合病院

ヤンゴンには外国人が通うクリニック(簡単な処置や予防接種や外来診療)があり、たいていはそこに通って済ませることが多いです。

「SOS International」はフランス人医師がいて人気がありますが、一般診療のみで入院できず、診察費もやや高額。他院への手配をしてくれます。「Asia Pacific Center」はワクチン接種や点滴など、在住日本人もよく通うクリニックです。

Asia Pacific Center
Asia Pacific Center

また「Australian Embassy Medical Clinic」は日本人が多く住むGolden Hill Towerにあり、オールトラリア人医師が診察してくれますが、やや高額。

予防接種などや軽い発熱以外では、やはり総合病院へ行った方がよさそうではありますが、バンコクの私立病院のように日本語通訳がいたりすることは皆無で、医師への不信感もぬぐえず(どの医者がいいのか情報がない)、不安はつきもの。

ミャンマーの病院カウンター
ミャンマーの病院カウンター

とはいっても、ヤンゴン郊外にある「Pun Hlaing International Hospital」は最新の医療設備を設けていると言われていて、現時点ではミャンマーでNo.1の総合病院と言われています。他、ヤンゴン北にある「Victoria Hospital」も24時間診療で救急外来あり、外国人専用窓口(=英語OK)と診察室も設けていて外国人医師も常駐で、診察代も普通(他の外国人クリニックの半額以下)です。

いずれも、タイ同様、どの医師にかかるかによるところが大きいのですが、緊急の場合は24時間対応の総合病院へ駆け込むのが無難のような気がします。

ヤンゴンでの出産はバンコクが多数派

ヤンゴン在住の外国人妊婦さんは、定期健診はヤンゴンで受け、多くがバンコクの病院へ出産しに渡航しています。じつはミャンマーにはNICUがある病院がないため、32週以前の早産ベビーは命が助からないというリスクがあります。

陣痛が来た!と電話で伝えて、ご主人が飛行機で駆けつけると間に合う距離ですからね。ベビー用品も一通り揃うし。

しかし、やはりバンコクはヤンゴンから見ると、すごい先進都市に思えます。

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