「人とのつながりに感謝」と話す酒類等販社勤務、沼田望美さん

タイで働く女性たち

タイの魅力に心を奪われた!

バンコク首都圏のレストランなどを毎日4,5軒は訪ね、取引先の新規開拓を続けているのがバンコク・トンローにある酒類等販売業「ASAN SERVICE CO.,LTD.」の営業担当、沼田望美さん。2008年から勤務、間もなく5年になる。

新潟県長岡市の出身。短大時代、タイを旅行し、その魅力にすっかり心を奪われた。短大卒業と同時にタイに渡り、語学学校へ。8ヶ月間、勉強した後、いったん日本に帰国した。

高校時代にはアメリカ・イリノイ州にホームステイした経験も。英語にタイ語。将来は語学を活かした仕事をしたいと思っていたところ、最終的にタイ行きを選んだ。地理的に近いことで両親も安心できると考えた。

「あの経験がなかったら今はない」

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タイに渡ったのは2007年。最初に勤めたのは、スワンナプーム空港内にある免税店カウンター。英語通訳のほか日本人観光客への案内が主な仕事だった。

とはいえバックオフィスでの標準語はタイ語。語学学校では教わることのできないローカルなタイ語を、ここでみっちり習得した。「あの経験がなかったら今はない」。はっきりと断言できる。

空いた時間を使って、タイ人スタッフに日本語を教えたことも。教えて、教えられ…。結局、空港には1年強、勤務した。

グループ会社の「大陸」シリーズが大ヒット!

現在の勤務先には「アットホームな社風」が気に入り入社した。とは言うものの、初めての営業職。商品の知識すらなく、始めのうちは靴底を減らして飲食店回りをした。店があると思えば飛び込み、名刺交換、挨拶から始めた。

焼酎や日本酒のほか、醤油や味噌、みりんなどの調味料も扱っている。営業するためには、これらの原料や産地はもちろんのこと、味や特徴、時には隠れたエピソードも知っておかなければならない。一通り覚え込むのに半年はかかった。

グループ会社がベトナムで製造・販売する焼酎の「大陸」シリーズは、今ではバンコクで知らない日本人はいないほどのヒット商品。営業先でお客さんが注文するのを見ると、思わず頬が緩んでしまう。

人と人とのつながりに感謝

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営業の仕事を通じて「人と人とのつながり」が、いかに、かけがえのないものかを再確認した。思えばアメリカにホームステイした時も、学生時代に台湾を旅行した時も、タイで語学学校に通った時も、いつも回りに人がいて支えてくれた。

最近、バンコクに在住のブラジル人コミュニティーと触れ合う機会があった。南米は、タイから見てちょうど地球の反対側。登録人口だけで5万人はいる日本人と比べたら、在住人口は桁違いに少ない。

そのホームパーティーに招かれたことがある。みんな気さくで、陽気で、見せてくれたカーニバルも躍動感があって楽しかった。「いつか南米にも行ってみたい」。そう思うようになって、独学でポルトガル語の習得も始めた。

今の一番の関心は、日本酒。4月からは蔵元に滞在して米麹の発酵過程も勉強していくつもり。伝統の技を守る杜氏から直接教わってみたい。そう、人と人とのつながりに感謝しながら…。

タイで在留届を提出済の日本人は最新の2012年統計で約5万人。企業などの駐在員や永住者、その家族などが多くを占め、滞在する男性の多くが仕事を持って暮らしている。女性についてはビザの関係から就労が難しいと一般的に理解されているが、実は「働く」女性は決して少なくない。新企画「タイで働く女性たち」では、タイで仕事やボランティア活動などに就き、活躍する女性たちを追う。

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