アングル
角度を変えてタイからアジアを覗く

タイの人々の暮らし 第5回 飲食産業の規模推移と平均的物価

ごく一般的なタイ人家庭の様子を紹介する新企画「タイの人々の暮らし」。今回からは、衣食住などジャンルごとに細かく見ていくことにする。初めは、最も関心の高い「食」。タイにおける食品の流通規模はどのくらいで、一般的な食品の価格(物価)はどれくらいなのかをまとめてみた。

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まずは、食品流通市場の規模。タイ国家経済社会開発委員会(NESDB)の統計に「卸・小売」の括りがあるので、これを一つの指標として見てみる。それをまとめたのが上図。

純粋に食品だけを表したものではないが、十分参考にはなる。出生率が下がっているとはいえ、まだまだ食品市場は拡大の一途。工業化が進む中でも、GDP全体に占める割合も、大きくは落ち込んでいない。当面はこうした市場動向が続きそうだ。

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では、タイでは一般的な食品がどの程度の価格で販売されているのかを抽出してまとめた一覧が上図。anngle編集部がバンコクのトンロー、エカマイ地区を聞き取り調査し、その最安値をまとめた。タイに長年、居住されている方にとっては知り尽くした情報かもしれないが、在日本の読者もいるので、そこはご容赦を。

やはり日本食製品の値段が圧倒的に高いことが分かる。一方で、屋台やスーパーでもタイ料理やタイの食品素材は極めて安価。これが、タイの人々の暮らしの支えになっている。

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だが、だからと言って、タイの人たちが日本食製品を採らないかと言えば、そうではない。前回も紹介したように、タイの人々の所得水準は確実に上昇しており、今では日本食も社会の隅々まで行き渡るようになった。そのあたりのデータは次回以降に――。

微笑みの国タイ。街を歩けば誰彼となく、笑顔で挨拶を返してくれる。それがタイ。人々は親切で、温かく、また来てみたくなる、心のふるさと。でも、実際に現地のタイの人たちがどんな暮らしをしているのかまではあまり知らない。新企画「タイの人々の暮らし」では、そんなタイ人家庭の様子や、ごく普通のタイ人がどんな暮らしをし、どんなことに関心を持っているのかを一話完結で紹介していく。

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