発症件数推移―ちょっとは知っておきたい「タイの病気」シリーズ。最終巻

小堀晋一の Mai Pen Rai

素朴な疑問から始まった「タイの病気」シリーズもいよいよ最終回。「では、実際にどんな病気が多いの?」「命まで落とす病気って、どんなの?」という疑問に答えたのが、本最終稿。分かっていれば未然に防げる病気もきっとあるはず。数字を参考に、いざという時の備えを!

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衛生面でまだまだ不安の残るタイ。やはり、ダントツの発生件数で推移しているのが主たる原因がウイルスなどの急性下痢症だった。ただ、これには誤解も少なくない。

「タイでは生牡蠣や生焼けの肉を食べなければ大丈夫」などと不確かな情報を元に思い込んでいる人はいないだろうか。タイで急性下痢症となるのは、何も魚介類や肉類からだけではない。

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タイ政府が昨年発表したデータでは、パパイヤのサラダで知られる「ソムタム」や、日本人にも大人気のココナッツミルクを使った「トム・ガー・ガイ」でお腹を壊した人も少なくなかったとか。

問題は、食材そのものの鮮度や店の衛生管理。もともと著しく鮮度が落ちていたり、不安定な状態で長期間保存していたものは、いくら精肉や生の魚介類を使っていなくても黄色信号。逆に、鮮度や管理さえしっかりしていれば、新鮮な魚介類が水揚げされるタイはまさにシーフード天国!

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もう一つ。旅行中についハメを外して暴飲暴食になったり、過度の睡眠不足になると、そもそも身体が受け付けてくれない。タイで美味しい料理を満喫したかったら、体調管理も大事なところだ。

下痢症に続いて発症件数が多かったのが、発熱(不明熱)や肺炎だ。こちらもリズムを崩した食生活や睡眠不足が原因であることが多い。肺炎も無理を重ねた結果、発熱が高じて患うケースが多いという。

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ランキング5位にある急性結膜炎も気になるところ。結膜炎は細菌から来るものとウイルスが原因のものがあるが、厄介なのはウイルス性結膜炎である急性結膜炎。有効な点眼薬がないため治癒に日数を要する場合が多い。免疫力が低下して、細菌による混合感染をおこす場合もあるという。むやみに目を掻かないなどの注意が必要だ。

その他、下位の発症件数を数える病気の数々はすでに紹介してきたとおり。それぞれの項を参考にしてほしい。ただ、下位で死亡件数も少ないからといって、安心は禁物。楽しいタイ滞在にするために、正しい知識と情報を!

熱帯に位置する南国タイ。穏やかな気候ながら、旅行者にとっても滞在者にとってもちょっぴり心配なのが、病気に罹った時の対応。海外旅行者保険や医療保険など万が一時の対策は万全に採っていても、どんな病気が多いのか、どんな症状に見舞われるのかまでは意外と知らない。そこで現地の病院に取材してまとめてみたのが本稿。名付けて「タイの病気」。短期連載で一挙ご紹介した。

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