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角度を変えてタイからアジアを覗く

「死の四重奏」―ちょっとは知っておきたい「タイの病気」シリーズ。第7巻

冒頭から物騒な物言いで恐縮だが、「死の四重奏」という言葉を聞いたことがあるだろうか。1989年にアメリカの医師カプランが弦楽四重奏をもじって使った言葉で、前回お伝えした「高脂血症」以外に、「高血圧」「肥満」「糖尿病」という計4つの生活習慣病(成人病)が重なり合って引き起こされる危険な状態を表したものだ。

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その「危険な状態」というのが、メタボリックシンドローム。高脂血症や高血圧など4つの生活習慣病は、それぞれ単独でも心筋梗塞や脳梗塞などのリスクがあるが、複合的に重なることで原因となる動脈硬化が生じる可能性が一段と高くなる。医師カプランはそれを警告したのだった。

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「そんなこと言ったって、メタボって、欧米人特有の症状でしょ?」。侮ることなかれ!。厚生労働省の調査では、今や成人日本人男性の2人に1人はメタボリックシンドロームが「強く疑われ」、女性でも6人に1人が同様。

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美味しい食べ物が安価に手に入るタイ。この南国の楽園で、好きな食べ物を好きなだけ食べ、運動不足に陥っている日本人は決して少なくない。そう、タイは今や「メタボリック日本人」の供給地にもなっている。

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楽しい海外生活を末永く続けたいなら、一度は真剣に考えたいメタボ対策!決して遅くはない。

熱帯に位置する南国タイ。穏やかな気候ながら、旅行者にとっても滞在者にとってもちょっぴり心配なのが、病気に罹った時の対応。海外旅行者保険や医療保険など万が一時の対策は万全に採っていても、どんな病気が多いのか、どんな症状に見舞われるのかまでは意外と知らない。そこで現地の病院に取材してまとめてみたのが本稿。名付けて「タイの病気」。短期連載で一挙ご紹介!

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