新南ラオス紀行【最終回/番外編】-懐かしい農村の街並み-

小堀晋一の Mai Pen Rai

かつてのチャンパーサック王国、現在の南ラオス・チャンパーサック県で見た風景は、どこか親しみのある懐かしい農村の街並みだった。連載企画「新南ラオス紀行」最終回は、「番外編・南ラオスあれこれ」――。

宿泊の拠点としたのが、旧チャンパーサック王国の王宮を改築したChampassak・Place・Hotel。写真はホテル内の旧ビアホール。現在は、朝食会場としてのみ利用されているが、内装や造りから往事を思い起こすことができる。

近年は中国からの団体客が特に多いといい、訪れたこの日も団体の旅行客が大ホールで宴会を開いていた。民族衣装を着るのは、ラオスの少女たち。旅行客らが一緒になってラオス民謡を唱和し、踊っていた。

街の中心部というのに、ホテルを出るとほとんど飲食店を目にすることはない。南ラオスでは家庭で食事を取るのが習慣として残っており、あるのは外国人向けのレストランだが、数えるほどしかない。わずかに光る灯りを頼りに訪ねたのは、小さなラオス料理屋。黒板にはタイ語に似たラオス文字。

あまりに桁数が多いため、メニューにも実感が湧かない。試しに聞いてみたところ、地元の「ビア・ラオス」が大瓶1本100円ほど。タイバーツがそのまま利用でき、40バーツで飲めるという。バンコク都内でビールを飲んだ場合、最低でも90バーツはするから半分以下ということになる。

行き交う先で農作物を売る光景に遭遇したが、一番驚いたのがこれ(下段写真)。店番をしていた女性によれば、「ED(Erectile Dysfunction)不全」に効果があるのだという。煎じて飲むらしい。あえて訳せば、天然の「バイアグラ」

街中でよく見かけたステッカーを貼った車。日本ではもはや「教科書」上の人物となり、ほとんどお目にかかることはない。ラオスはタイと兄弟関係にあるとはいえ、社会主義を掲げる現政権。「なるほど」と妙に感心した。

最終日に訪れた南ラオス最大の市場「タラート・ダオファン」。市場の裏手では、子どもたちも荷造りや荷運びに大忙し。ん?ちょっと待てよ。あの少年、どう見ても10歳前後にしか見えない。しかもノーヘル。思わず笑みがこぼれた。

南ラオスに咲く一輪の花。チューリップを思わせるように茎が真っ直ぐと伸びている。ただ、葉にあたるものはない。名は知らず。傍らには、鮮やかな黄色の花をつけた背丈ほどのか細い樹木もあった。

ここはタイとラオスの国境検問所。ゲートをくぐれば向こうはタイ・ウボンラチャタニー県のショーング・メッグの街。写真左にある水色の鉄格子が、両国の回廊を隔てる国境。向かって左側(外側)がラオス、右側がタイということになる。日本人には馴染みのない陸路での国境越え。得難い体験となった。

新南ラオス紀行(完)

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