新南ラオス紀行【第6回】-魚を売る少女に出会った-

小堀晋一の Mai Pen Rai

中州の村にある「観光地」とは一体、どのようなところなのだろうか?全長20メートルほどの小さな木造の橋を渡って目的地を目指すことにした。小橋の眼下には小川のせせらぎ。だが、この川も大河メコンが巨大な中州によって“分断”され、中州の島々の間を縫うように流れる水のひとつに過ぎない。メコンの多彩な顔に、ただただ驚くばかり。

小さな食堂が見えてきた。藁葺きの屋根にむき出しの砂地。ひさしの下で幼児を連れた若い母親が店番をしていた。ビア・ラオにコーラ、スプライト。世界を股に掛ける大手飲料メーカーのたくましさを改めて感じた。赤色のボックスには氷水。ここで飲料を冷やしている。

さらに進むと、魚売りの少女に出会った。メコン川で捕れたアジほどの大きさの川魚。開きにして干したものを売っていた。1尾10バーツ(2000キープ=約25円)。ここでも普通にタイの通貨が使用できる。少女は手持ちぶさたな様子で空をじっと眺めていた。年齢を聞くと、「10歳」とポツリ。「お客さん来ないの?」と尋ねると、コクッと頭を下げて頷いてみせた。

土産物屋が見えてきた。青いプラスチック製のトタン状の屋根が目に入る。造りは若干変わったが、それでもむき出しの砂地はそのまま。ここではTシャツやスカーフを売っていた。日本でいう「海の家」に雰囲気は似ている。Tシャツ1枚60バーツ(約150円)。だが、見る限り客はほとんどいない。

その先には、民芸品を並べた店も。象やフクロウの彫り物が並んでいた。わずかながらも華やかな店の造りとなったが、それでも客はまばら。ゆったりとした時間の流れはほとんど変わりない。

この先に何があるのか尋ねてみた。「滝だ」と店のおかみさん。こんな平地の中州の村に滝が?歩速を上げて向かうことにした。

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