\タイ人が日本語で答える"ANNGLE-Q"/
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タイの高校に行って来た!日本語セクションのリスニング&スピーキング試験で立会官を体験!

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「タイで、ビールを飲みながらゲンキョウワンを食べる人はいません!」

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生徒:「貴方はどんなタイ料理が好きですか」
立会官(記者):「そうですねえ。ゲンキョウワン(鶏肉とココナッツのグリーンカレー)が好きです」
生徒:「どうして好きなのですか」
立会官:「ビールが好きなので、一緒に食べると美味しいからです」
生徒:「変ですねえ。タイでビールを飲みながらゲンキョウワンを食べる人はいません!」
立会官:「そっ、そうですか…(汗)」

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小学生から高校生までが同じ敷地内で学ぶカセサート大学附属学校。このうち高校3年生の男子生徒3人、女子生徒4人が今回の受験生。クリクリとした瞳が印象的。白を基調とした制服は清潔感があふれていた。

立会官の役割は、生徒から寄せられた日本語での質問に、日本語で回答すること。返答に対し、生徒が再び質問を繰り返す方式で、最低3回連続の質問か、制限時間3分の枠内で自由に問答をしてもらうのが試験のルール。そのやりとりを点数化するのが担任の先生たちの役目だ。

気を回したつもりが墓穴を掘る結果に…

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冒頭の問答は、受験者の一人ピラコーン君との質疑応答のひとコマ。カオパット(チャーハン)やクイティアオ(麺類)といったお決まりのタイ料理でなく、ちょっと気を回して答えたつもりの記者。たった一度しか食べたことがない「ゲンキョウワン」を、まるで2つとない好物のように言ってみせた。

ところが、これが大誤算だった。大真面目なピラコーン君。「どうしてですか」と尋ねてくるではないか。狼狽する記者。どうにか「ビールを…」のくだりを持ち出したが、これがさらなる墓穴を掘ることになるとは思いもしなかった。

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自宅では両親が絶対にビールとゲンキョウワンを一緒には食べないことを知っていたピラコーン君。「おかしい?」と思ったのか、口を突いて出た感想が冒頭の問答の最後の言葉だった。

ゲンキョウワンはココナッツミルクを使ったカレー。濃厚な旨味やコクは申し分ないが、何ぶん使っている材料が材料だけに辛味はなく、むしろ「子供向けカレー」と呼んだほうが正確。これをビールと一緒に食べる人は確かに世界中探しても、そうはいないだろう。記者の完敗だった。

緊張した面持ちの生徒たち

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カセサート大学は1943年創設のタイで3番目に古い国立大学。農科大学として発足したが、今では総合大学として2万人以上の学生が通う。チョンブリ県にある附属学校はいくつかある附属学校の一つで、ここでは少数精鋭の小学生から高校生までが同じ屋根の下で勉強を続けている。タイ最高峰のチュラーロンコーン大学などに進学する生徒も多い。

リスニングとスピーキングの試験があったのは、午後の最終7時間目。生徒たちは廊下に置かれた赤色の椅子に座って待機。一人ずつ名前を呼ばれて試験会場に入り、試験に挑んだ。見るからに緊張した面持ち。立会官(記者)の目を見て、絞り出すかのように飛び出した日本語は、初々しくて、実に爽やかだった。

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試験が終わってしまえば、後はいつもの高校生の笑顔。放課後の食堂で、甘い菓子を買い求め、友達とともにおしゃべりに興じていた。その姿を見て、はるか彼方に忘れ去っていた自分自身の高校時代を思い出した。

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この附属学校では、放課後を広く生徒たちに開放もしている。サッカーやバスケットボールを楽しむ高校生、仲間と水を掛け合って遊ぶ中学生、小さな手を力いっぱい広げバトミントンのネット役を務める小学生…。みなが和気あいあいに、学習後の時間を過ごしている。

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ひょんな縁からお呼ばれした「にわか立会官」。機会があれば、またチャレンジしてみたいと思った。

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